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愛知ニュース

師走駆け足、最後の訴え

 衆院選は16日、投開票される。選挙戦最終日の15日、候補者たちは「最後のお願い」に声をからし、県内各地を走り回った。多くの党が候補者を立て、激戦となった師走の選挙。県内小選挙区のうち、3地域で候補者の多い小選挙区のラストスパートを追った。

 ■5 区

 自民新人の神田憲次さんは選挙カーで選挙区内を回り、商業施設などで演説。豊山町内の街頭では「税理士として中小事業者と同じ目線で悩み、苦しんできた。何が何でも経済を再生させる」と声を張り上げた。

 北名古屋市の団地で「お金も地盤もないが、日本維新の会は決定できる政治で国を変える」と宣言したのは、維新新人の小山憲一さん。選挙カーでの訴えに加え、商業施設や団地を練り歩いてマイクを握った。

 共産新人の藤井博樹さんは一時間に一、二カ所ずつ、こまめにつじ立ち。清須市の商業施設前では「今の政治は何か変だがやという皆さんの思いを、ぶれずに筋を通す共産党の藤井にぶつけて」と呼び掛けた。

 民主前職の赤松広隆さんには、細野豪志・党政調会長やタレントの板東英二さんらが応援に駆け付けた。JR名古屋駅前では「民主政権だからできた政策も多くあると理解した上で候補者を選んで」と実績を訴えた。

 出身地の清須市で開いた未来元職、前田雄吉さんの演説会では、河村たかし名古屋市長らが激励。前田さんは「生まれ育った地域の代表として再び国会で仕事をさせてもらいたい」と力を込めた。

 ■9 区

 自民新人の長坂康正さんは、稲沢市の住宅街などで演説。「この三年余り、日本は坂道を転げ落ちている」と民主党批判を展開。「自民と公明がスクラムを組んで、まっとうな政治を取り戻す」と政権奪還を訴えた。

 共産新人の松崎省三さんは、大票田の稲沢市を中心にスーパーなどを巡って街頭演説。選挙後に消費税増税中止法案を党で提出すると説明し、「税率を引き上げると言う政党に厳しい審判を」と支持を呼び掛けた。

 「自民・民主をやっつけろ!」と大きく書いた看板を選挙カーに掲げる未来新人の井桁亮さんは、この日も音楽だけを流して車をひたすら走らせた。地元の津島市や稲沢市の中心部を回り、有権者にPRした。

 「誰よりも法律をつくり、社会保障分野で結果を出してきた」。愛西市の商業施設前で、民主前職の岡本充功さんは実績を訴えた。自転車隊の先頭を走って若さをアピールしてきたが、この日は選挙カーで各地を巡った。

 維新新人の中野正康さんは、前日までと同様に駅などを回った。「私は総務省で鍛えられた政策のプロ。日本を前に進めるのは橋下徹の突破力、石原慎太郎の実行力、そして中野正康の政策力だ」と声を張り上げた。

 ■15 区

 共産新人の串田真吾さんは、豊橋市内の交差点など二十カ所以上で街頭演説。険しい表情で「景気回復、デフレ脱却を実現し、消費増税は中止します」と声を張り上げた。

 豊橋市中心部の商店街を歩いた社民新人の豊田八千代さんは「長引く不況のさなかに増税では商売が成り立たない。撤回にはまだ間に合う」と増税反対をアピールした。

 豊橋、田原両市の二十カ所ほどを街頭演説して回った自民新人の根本幸典さんは「ここに生まれて良かったと思える古里をつくっていく。あと一歩だ」と意気込んだ。

 無所属元職の杉田元司さんは街頭演説や個人演説会で「この十二日間、政党の在り方を問い続けてきた。これからもその熱い思いを訴えていく」と力を込めた。

 民主前職の森本和義さんは自転車で回った。豊橋駅前では、道路整備促進や農業政策などの実績を訴え「道半ばの政策がたくさんある。私に任せてほしい」と訴えた。

 「しがらみのない改革ができるのは維新だけ。組織に支えられた自民、民主では何もできない」。維新新人の近藤剛さんは豊橋市の商店街を支持者と練り歩き、声をからした。

(衆院選取材班)