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愛知ニュース

有権者が聞く<6区>(下) 社会保障と財政

 無駄な支出が多いまま消費税を上げてどうなるのか。ただ、高齢化が進み、社会保障費がどんどん増えるのも事実だろう。その財源は? 国債を発行し続ければ、いずれ財政は破綻する。社会保障と財政健全化のバランスをどう取っていくのか。=犬山市犬山、無職 玉野宮夫さん(64)

◆丹羽秀樹さん(39)自前 所得制限も考慮必要

 消費税は社会保障以外に充てないので、増税はご理解いただきたい。税金の無駄遣いをなくし、政治家自ら議員定数の削減や給与の見直しを進めます。自助・自立を確立した上で社会保障を維持するため、所得制限なども考慮すべきです。増税だけでは財政は良くなりません。経済の活性化が必要です。少子高齢化で国力が落ち込む中、海外と勝負できるよう経済政策を進め、老朽化が進むインフラ整備など公共事業にも目を向けます。

◆天野正基さん(42)民新 成長産業に集中投資

 増大する社会保障費を賄うには、財政再建と並行して人口減少に歯止めをかけ、経済成長を図る必要があります。子ども手当などの子育て支援や成長産業の育成などを通じて、長期的な視野で解決を目指します。

 愛知には世界最先端の技術を持つ企業が数多くあります。特に航空宇宙産業は有望な成長産業。国の支援で集中的に投資し、成長を促します。現役世代と将来世代で成長の果実を分かちあい、社会全体を支えます。

◆水野智彦さん(56)未前 ためている金を循環

 経済が右肩下がりの今は、特別会計にメスを入れるなど無駄をなくし、金融政策を進めることが先決です。

 その上で、市民税や県民税の減税、企業投資に関わる税制上の優遇措置、交際費の非課税化などを実施し、使わずにためているお金が循環する仕組みをつくっていきます。

 消費や投資が拡大し、景気が良くなってから、増税を考えてもいいと思います。ただし増税分は全て社会保障費に使い、福祉を充実させていきます。

◆柳沢けさ美さん(62)共新 富裕層に負担求める

 増税では消費が冷え込み、税収が下がるので、社会保障費を賄えません。まずは、ダムや地方空港の建設などの無駄遣いを見直せば、財源はちゃんとつくり出せます。

 所得の少ない人に重くのしかかる消費税という不公平税制ではなく、年収一億円を超える富裕層や、大企業などに応分の負担を求めていくことで、安定した財源をつくり、社会保障に使います。年金給付額は引き下げません。医療費負担も軽減していきます。

 (届け出順)