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愛知ニュース

初投票控え政治意識は? 西三河の20歳に聞く

 【投票に行くか】

 全員が「行く」と答えた。若者の政治への無関心が叫ばれる中では心強い状況だ。

 二〇〇九年八月の前回、総務省が実施した二十代の投票率のサンプル調査は49・45%と年代別最下位で、全体の投票率より20ポイントほど低く、トップの六十代の84・15%とは大差があった。加えて今回は期日前投票が不振で、全体の投票率が下がる懸念もあり、若い層の奮起が期待される。

 六人の間では「自分の国は自分が選んだ人に引っ張ってほしいから」「投票しなければ若い世代に目を向けてもらえない」など意欲的な声が目立った。

 【今の政治、政治家に一言】

 政党の離合集散が繰り返されただけに「協調性に欠ける。『自分は正しい』と言うばかりで他の意見を受け入れようとしない」と嘆く声があった。「自ら身を削ることなく税金を無駄遣いしているイメージ。腹立たしい」「不況、原発、年金、竹島や尖閣諸島などさまざまな課題に対応しきれていない。日本の未来に展望を持っていない政治家が多い」など、政治不信をうかがわせる声もあった。

 【自分が議員なら何をする?】

 「議員定数と報酬の半減」「若者の雇用対策」「子育て支援」などが挙げられた。消費増税をめぐり「国の借金を返すためなら仕方ない」という容認派と「消費税率を下げ、ガソリン代などエネルギー価格も下げて消費者に暮らしやすいまちに」という反対派の声があった。信条に反する党議拘束や党の方針への対応では「自分の意見を通したいが、折れないと進まないこともあるので我慢する」「党議拘束に従うが、法案成立後も主張し続ける」「ケース・バイ・ケースで柔軟に判断」という声があった。

 政治不信が漂う今回の衆院選では「他人任せの政治」からの脱却を唱える声が根強い。熱くなるのは選挙の時だけ−といった風潮が、公約の言いっ放しを招いてきたという反省だ。そこで、初めての投票となる西三河地方の新成人たち六人に、三項目で政治意識を尋ね、政治家と有権者のあるべき姿を探った。

 (衆院選取材班)