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愛知ニュース

あと一日、訴えに熱

 衆院選は十六日の投開票まで、残すところあと一日となった。県内十五小選挙区の多くは自民優勢で、民主は防戦を強いられている。ただ、最終盤まで激しく競っている選挙区も少なくなく、各陣営の「最後のお願い」は熱を帯びそうだ。

 県内には十四日、野田佳彦首相と安倍晋三自民党総裁が応援演説に訪れ、各選挙区のてこ入れを図った。全国的に自民への追い風が吹いているものの、愛知は民主の支援労組の動きも活発で、最終盤まで「激戦区」が目立つ地域となった。

 民主が優勢に戦いを進めているのは、二選挙区程度。過去の選挙でほとんど負けなかった名古屋市内の選挙区でも逆風が続き、陣営は焦りの色を濃くしている。投票率は前回より下がると予測する向きが多く、後援会や支援労組の引き締めに精力を注ぐ。

 自民は選挙戦中盤に党独自の調査を行い、県内の情勢を探った。報道各社の調査ほど楽観できる状況にはないとみて、取りこぼしを警戒している。三河地方には、民主が猛烈に巻き返している選挙区もあり、陣営は票の上積みに必死だ。

 日本未来の党や日本維新の会は多くの選挙区で戦いに展望が開けないまま、最終盤を迎えた。投票率が低下し、特定の政党を支持しない層の棄権が増えると、得票が目減りする恐れがある。

 みんなの党は、県内の選挙区では一人が立候補するのみだが、比例東海ブロックで議席を獲得する可能性がある。

 公明党は比例東海ブロックでの三議席獲得が目標。共産党も比例での議席維持を視野に政策を訴えている。

 (衆院選取材班)