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愛知ニュース

野田首相と安倍総裁、愛知で演説

(右)街頭演説する野田首相=14日午前、愛知県尾張旭市で(左)自民党の安倍総裁=14日午前、愛知県日進市で

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 衆院選候補の応援のため、野田佳彦首相と安倍晋三自民党総裁が十四日、愛知県内で演説した。前回、民主は愛知の十五選挙区すべてで勝ったが、今回は自民に追い風が吹いている。野田首相は「民主王国」の議席を一つでも多く守ろうと「時計の針を戻さないで」と力を込めた。攻め入る安倍総裁は「あと一歩なんです。力を与えてください」と声をからした。

 野田首相は岡崎、尾張旭、名古屋の各市で演説した。

 岡崎では「政権交代前の風景を思い出してほしい」と切り出し、民主党政権の実績を強調。「医療崩壊が起きたが病院で働く医師らの待遇を変え、歯止めをかけた。愛知だけで政権交代後、医師が六百三十人、看護師が四千人増えた」と語り、「公共事業をばらまいて国民の暮らしは豊かになったのか」と訴えた。

 愛知は全体として自民優勢だが、民主も巻き返しを図っており、接戦区が少なくない。両党にとって選挙戦最終盤の重点地域だ。

 安倍総裁は日進市と名古屋市の街頭でマイクを握った。

 日進では、政権公約に盛り込んだ経済政策を披露し「これに野田さんは文句を言っているが、デフレ脱却や円高是正をできたのかと問いたい」と批判した。

 民主党政権の「マニフェスト破り」を意識して「私たちが示した国民との約束には、できることしか書いていない」と強調。「子どもたちが誇りに思える日本を取り戻すために、力を与えてください」と支持を求めた。