文字サイズ

愛知ニュース

大物が続々舌戦 激戦の西三河

寒風をものともせず、大物弁士の応援演説に集まった支持者ら=刈谷市のJR刈谷駅前で

写真

 激戦の愛知12区(岡崎・西尾市、額田郡)と愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)で、大物弁士の応援が目立っている。政権を争う二大政党や既存の野党、新党の有力候補らが入り乱れ、今回の衆院選の縮図ともなっているだけに、党中央も「選挙全体を占う天下分け目の地」と位置づけているようだ。

 民主党は野田佳彦首相がいち早く公示前の先月二十六日に安城、岡崎市に入り「時計の針を戻すわけにいかない」と叫んだ。公示後は安住淳幹事長代行、細野豪志政調会長らも訪れ、再び野田首相が入る予定もある。

 自民党も先月二十九日、安倍晋三総裁が訪れ、野田首相と同じ場所で「政治の混乱に終止符を打とう」と訴えた。公示後は麻生太郎元首相や小泉進次郎青年局長らが訪れ、河野太郎元法務副大臣の応援も予定する。

 日本未来の党は十日に代表の嘉田由紀子・滋賀県知事が岡崎市と安城市で演説し「(原発が集中する)若狭湾で何かあったら愛知もどうなるか」と「卒原発」を訴えた。河村たかし名古屋市長もたびたび訪れている。

 日本維新の会は党政策顧問の中田宏・前横浜市長が七日に岡崎、西尾市に入り「決める政治を」と訴えた。石原慎太郎代表や代表代行の橋下徹・大阪市長が八日に名古屋駅前で街頭演説した際は、候補自身も出向いた。

 共産党の場合、大物路線とは一線を画している。陣営関係者は「小選挙区の基本は候補者本人で、強く党幹部の要請はしなかった。候補者が小選挙区と比例の両方への支持を有権者に訴えている」と説明する。

(衆院選取材班)