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愛知ニュース

候補者の横顔<14区>

 届け出順。各文末の数字は(1)最も感動した映画 (2)愛読書 (3)尊敬する人 (4)至福の時間や場所

◆磯谷香代子さん(民前) 弱い立場の人に光を

 前回は民主の比例東海ブロックで初当選。党の名簿順位は最下位だったので「青天のへきれき」と率直に話す。アルバイトで職を転々とした経歴が注目されたが「それが良く悪くも私の個性」と考えている。

 将来の展望が見えずに悩んでいた三十二歳のとき、産業カウンセラー初級の資格を取得。国会議員となり、仕事や人生に悩む人たちのメンタルヘルスケアの重要性を主張した。「自殺者対策など弱い立場の人に光が当たる政治を」と訴える。

 学生時代から心理学に興味を持ち、現在は体のツボをたたくタッピングと呼ばれるストレス解消法にはまる。十月末には野田佳彦首相に実演して本を手渡した。自身の性格をネガティブと表すが「トレーニングによってポジティブに転換できるようになった」とも。両親は他界し、弟が一人。四十七歳。

 (1)「E・T」(2)「こころの処方箋」(3)河合隼雄(4)実家の縁側

◆鈴木克昌さん(未前) 信念貫き いばらの道

 衆院解散後、すぐに足を運んだ地元の寺の法要。参拝者から「政治家は解散するとなぜ万歳するのか」と問われ、「東日本大震災の被災地の気持ちを考えたら、とてもできんかった」と答えた。

 地元の祭礼などに小まめに顔を出すのは「人々の声を聞く大事な機会」と確信しているから。外を歩けば同世代から「かっちゃん」と声を掛けられる。

 県議を四期、蒲郡市長を二期務めた。二〇〇〇年の衆院選初挑戦は苦杯をなめたが、その後は民主党で三選。強固な支援組織は「克昌党」と呼ばれる。

 消費税増税に反対して民主を離れ、小沢一郎さんらと結成した国民の生活が第一は日本未来の党に合流。妻(65)から「いばらの道ばかり」と言われるが、「信念は譲れない」と切り返す。トウガンの煮物が好物でスリムな体形を維持。妻と二人暮らし。六十九歳。

 (1)「100000年後の安全」(2)「男子の本懐」(3)大平正芳(4)新幹線の中

◆今枝宗一郎さん(自新) 医療崩壊の阻止 優先

 新城市の夜間診療所で長く診察に携わってきた内科医としての立場から、医療崩壊の阻止を最優先の政策に掲げる。

 小学四年の時に慢性肝炎を患い、三年間、入退院を余儀なくされた。その後、中学時代の通院先から小児科医がいなくなってしまったことが、政治家を目指すきっかけになった。「医師の数や地域医療をめぐる問題も、本質は政治にあると分かった。ならば政治を変えようと」

 東海高校在学中に立ち上げた演劇部では舞台監督。「大会を勝ち抜くために、いかにメンバーをマネジメントするかを考えていた。今思えば、ベストセラー『もしドラ』を地で行っていたような感じ」と振り返る。好きな食べ物はラーメン。「最近は食べ歩きの機会も減って残念」と苦笑する。両親のほかに妹が一人。二十八歳。

 (1)「踊る大捜査線」(2)「マネジメント」(3)ジョン・F・ケネディ(4)蒲郡から見る三河湾や国道23号の海沿いの道

◆稲生俊郎さん(共新) 政治 根本から変える

 消費税増税ストップや原発の即時停止、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加阻止を主な公約に掲げる。「二大政党制が崩れ、第三極といわれる政党が登場している中、これまでの政治の仕組みを根本から変えようと明確に主張できているのはわれわれ」。特に原発問題は、これまでにはない有権者の手応えを感じるという。

 稲沢東高校を卒業後、中古車販売などの仕事を経て二〇〇四年から党地区委員長。「政治家を志すというよりも、自分の力で政治や歴史を前に進める生き方は何だろう、と考えながら行動してきた」と振り返る。

 落語好きで、お気に入りは桂米朝さんや古今亭志ん朝さん。「米朝さんは語りの品の良さが好き。お二人のように聴衆を魅了する演説ができるといいんですが、うまくいかない」と笑う。妻と離れ単身赴任中。五十四歳。

 (1)「スティング」(2)堂場瞬一さんの小説(3)徳川家康(4)自宅で落語を聞き一献傾けている時