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愛知ニュース

候補者の横顔 <12区>

 届け出順。各文末の数字は(1)最も感動した映画 (2)愛読書 (3)尊敬する人 (4)至福の時間や場所

◆若山晴史さん(共新) 国民が主人公の政治

 「労働者が自らの権利を守る動きは自然発生的にできる」。二十代でタクシー運転手としてハードな勤務をこなす中、組合が生まれた。その実感は今も残る。願うのは「国民が主人公の政治」だ。

 大学中退後「大企業には行きたくない」とタクシー会社に入り、二十四時間の勤務で血の気をなくした同僚の顔を見た。その後、三十年近くにわたり、名古屋市港区の民主商工会に勤め、税金や金融など中小企業の問題に取り組んだ。今年十月、岡崎市議選に初挑戦し、国政にも初めて挑む。

 消費税増税には「中小企業を倒産に追いやる。政治が変われば生活も変わる。増税の是非に審判を」と考える。原発、環太平洋連携協定(TPP)など「財界中心、米国言いなりの現状」との対決姿勢も明確にする。妻、長男と岡崎市で暮らす。六十四歳。

 (1)「人間の条件」(2)「新編映画的思考」(3)マルクス、ダーウィン(4)図書館で一日中、本を読むこと

◆都築譲さん(未元) 若者の未来救いたい

 西尾市との合併で旧一色町長を失職後の昨年から政治活動を再開した。「行き場のない人々の思いの受け皿になりたい」。12区からの出馬は十二年ぶり。選挙区調整の難航で一時は無所属での選挙戦を覚悟するほど地元への思い入れは強い。

 旧労働省時代に働く人の豊かさを実現したいと思い、政治家を志した。参院議員、衆院議員、町長と国政、地方政治の双方を担い「住民の意見を国や町に反映させてきた経験はある」と自負する。

 それだけに国民不在の政治が続く現状を憂う気持ちは人一倍だ。「国民主役の政治を取り戻す。そして若者の未来を救いたい」。民主党政権でも打ち破れなかった官僚主導政治を改める覚悟だ。

 趣味の水泳では、今も一キロ近く泳げる。長男は既に結婚して自立。妻と西尾市一色町に暮らす。六十二歳。

 (1)「アルジェの戦い」(2)「老子」(3)海部俊樹元首相(4)テレビ番組「笑点」の観賞

◆中根康浩さん(民前) 医療や福祉で雇用を

 経済産業政務官として垣間見た現場が訴えの根底にある。中小企業が痛みの少ない医療器具を作ったり、玩具会社が幼稚園を経営したり。「医療と工業の連携など出合いの場をつくればダイナミックな展開が期待できる。安心社会と経済成長の両立を」と話す。

 大学卒業後、衆院議員秘書を経て、当時の最年少記録で岡崎市議に当選した。行政書士資格を持ち、幼稚園経営にも携わる。二〇〇三年の衆院選には比例で、〇九年は小選挙区で当選。現在は党県連代表も務める。

 「党のバラバラ感が国民の不信を招いた」と省みつつ、「民主党だからできたこともある」と強調。「消費税増税は社会保障のみに使い、老後や子育ての不安を解消する。民間の活力を生かし、医療や福祉で雇用を生み出す」と力を込める。妻と次女と暮らす。五十歳。

 (1)「蒲田行進曲」など(2)「この子らは世の光なり」(3)マザー・テレサ(4)テレビドラマ「相棒」を見ている時

◆青山周平さん(自新) 人とのつながり守る

 政治家を志したきっかけは、前党12区支部長の杉浦正健元法相による政治学セミナーで国会議員らの講演を聞いたことだった。「経済施策、憲法など変えるべきことは多くあるが、人とのつながりや日本人の美徳は守らなくてはならない」と考える。「一時代を築いた政治家」と尊敬する県議の父秋男さん(66)の影響も大きい。

 大学を卒業して百貨店の食器売り場に一年勤めた後、幼稚園経営に携わり「子育て世代が抱える悩みは大きい」と行政への問題意識も持った。昨年、公募で同支部長に就任し、昨年の知事選では高校の部活の後輩という縁で、党県連の推薦候補の運転手として奔走した。

 小学生で始めたラグビーは高校、大学と続け「戦略を立てて戦うのが魅力」と話す。両親、伯母、妻、二男一女と暮らす。来春に第四子が誕生する予定。三十五歳。

 (1)「グラン・ブルー」(2)「国家の品格」(3)徳川家康(4)登山をして自分と向き合う時

◆重徳和彦さん(維新) 政治に早さと実行力

 総務省職員として全国各地に赴任し、現場と省庁の隔たりを実感。「ここからでは日本を変えられない」と政治の道を選んだ。「国政は足の引っ張り合いばかりで、国会中継を見ている人がチャンネルを変えたくなる状態」と話し、「スピード感と実行力ある政治へ転換を」と力を込める。

 二〇一一年の知事選では自民党県連の推薦を受け、今回は日本維新の会からの出馬。「自分の政治姿勢は変わっていない。日本を変えたいという意思を一番強く感じるのが維新の会」と訴える。大阪都構想など、法律の枠組みを超えた改革に強く共感したという。

 高校、大学と打ち込んだラグビーで培った「へこたれない心」を糧に、選挙戦に臨んでいる。妻と三人息子の五人家族。小麦粉アレルギーの三男に米粉ケーキを手作りする一面も。四十一歳。

 (1)「海猿」シリーズ(2)「ノルウェイの森」(3)上杉鷹山(4)寝る前に子どもと一緒にふとんの中でくつろぐ時