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愛知ニュース

争点を問う <6区>

 政党が乱立する今回の衆院選。争点が入り乱れ、将来のビジョンが現実的に示されているとはいえない中、一票を託す候補者を決めかねている有権者も少なくない。愛知6区(春日井、犬山、小牧市)の候補者に、「今回の選挙で問われているのは何か」を聞いた。

(衆院選取材班)=届け出順

◆丹羽秀樹さん(39)自前 早急な経済対策必要

 中小企業が悲鳴を上げています。右肩上がりの高度経済成長時代は良かったですが、今は仕事があっても利益が出ない、仕事すらないという状況です。

 日本の経済が疲弊している状況なので、一刻も早く対策が必要です。学校耐震化や地域の防災拠点を整備する「防災ニューディール政策」、成長戦略を考えた産業投資など、国として抜本的な対策を進めるべきです。

 いたずらに研究予算を削るのではなく、投資を活発化する環境整備が求められます。政治の方向性が見えないと企業は投資できません。政治の安定が求められているのです。

◆天野正基さん(42)民新 増税先送り許されぬ

 この選挙戦で有権者に常に訴えているのは「決める政治」と「前へ進める政治」の実現です。山積する日本の課題はどれも待ったなしの状況で、無責任に放置することができないからです。

 民主党政権では社会保障と税の一体改革に取り組みました。増税は誰もが痛みを伴う政策ですが、先送りは許されません。未来ある子どもたちに負担を残さないためにも安定財源を早急に確保し、社会保障を支えていく必要があります。

 どんな困難な課題や問題でもきちんと決断し、対策を講じれば、国民の信頼につながると信じています。

◆水野智彦さん(56)未前 国民の目線で政治を

 今回は、既存政党ではなく、新たな政党が国民の目線で、国民と一緒になって政治を動かすチャンスです。

 国会に行くと、政府の中心にいる政治家たちは幼いころから政治家を志し、社会に出て働いた経験が少ない人がほとんどでした。そのため、政治家の目線でしか社会を見ることができないのです。

 新しい政党には、自分の力でお金を稼ぎ、政治に疑問を持った人が多くいます。私も医療現場で働き、現場のつらさを感じて立ち上がったのです。既成政党から、国民の目線に立つ政党へ「政党交代」をする選挙にしたいと思います。

◆柳沢けさ美さん(62)共新 命守る9条と脱原発

 共産党に入党して四十二年になりますが、今ほど憲法九条、そして国民の命が守られない時代はないのではと思っています。

 今、憲法を変えて軍隊を持とうと主張する声が聞こえてきます。子どもたちに銃を持たせる社会をつくるわけにはいきません。軍を持たなくても、対話による外交努力で紛争は解決できます。

 そして原発の問題。原発をなくすことが国民の命を守ることになります。自然エネルギーに転換していくことが必要です。

 今回は「誰もが安心して暮らせる日本」を実現する政党を選ぶ選挙だと思います。