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愛知ニュース

寒風の中 訴えに力

 衆院選は公示後初の週末を迎え、西三河地方でも厳しい寒さとなった中、立候補者たちが訴えに力を入れた。原発、環太平洋連携協定(TPP)、憲法改正など争点は多岐にわたるだけに、公約への有権者の関心は高い。支持獲得に向けて各陣営が展開した動きをまとめた。(衆院選取材班)

 【愛知12区(岡崎・西尾市、額田郡)】

 共産党新人の若山晴史さん(64)は午前中、地元の町議らと幸田町のスーパーなどを中心に街頭演説し「ぜひ選挙に行って、自分の頭で考えて投票してほしい」と呼び掛けた。午後からは岡崎市内でも訴えを繰り返し、この日の回数は二十回に上った。

 日本未来の党元職の都築譲さん(62)は朝から駅やスーパー前に出て、街頭演説を繰り返した。地元の西尾市内では、若い支援者を引き連れて商業施設周辺を行進し「子どもや若者の未来のための政治を」とマイクで訴えながら、脱原発などの主要政策を訴えた。

 民主党前職の中根康浩さん(50)は岡崎市民会館で決起大会に臨み、支援者千五百人(主催者発表)を前に「私一人の力では乗り切れない。皆さまの力を借り、残された一週間を全力で戦いたい」と訴えた。参院議員の直嶋正行党副代表も駆け付けて応援演説した。

 自民党新人の青山周平さん(35)は早朝から岡崎市内のスーパー前などで活動した。午後からは西尾市の名鉄西尾駅前で「生まれ育った12区のことを、まじめに実直に考えていく」と教育施策などを訴えた。夕方から夜にかけては同市内で個人演説会を重ねた。

 日本維新の会新人の重徳和彦さん(41)は自転車で佐久島などを回り、名古屋駅前で石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の応援演説会に参加。夕方からは岡崎市内で街頭演説を繰り返し「原発、少子化など山積みの課題を決断力ある政治で解決する」と声を張り上げた。

 【愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)】

 自民党新人の大見正さん(54)は安城、高浜両市で街頭演説し、政権交代の必要性を訴えた。「景気や外交を安定させるためには民主党政権をやめさせなければならない」と切り出し「閉塞(へいそく)感のある政治を変えられるのは自民党しかない」と主張した。

 日本未来の党前職の小林興起さん(68)はスクーターや選挙カーで刈谷市の商業施設、安城市の市民会館などを駆け回った。「長年の友人である大村秀章知事と河村たかし名古屋市長と手を組み、愛知から日本を変える」と強調。国会議員の給与や定数の大幅削減を訴えた。

 民主党前職の大西健介さん(41)はトヨタグループの若手社員を主要駅に集め街頭演説。「ものづくりを守らなければ、この国はつぶれてしまう」と力を込めた。13区の候補者で最年少である点もアピールし「ものづくりが分かる若い政治家を育てて」と呼び掛けた。

 共産党新人の宮地勲さん(58)は知立市の住宅街など二十カ所で街頭演説した。訴えの冒頭は「庶民の懐を痛める消費税増税には断固反対する」と強調して支持を訴えた。原発問題の主張にも力を入れて「危険な原発は即時やめるべきだ」と声を張り上げた。