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愛知ニュース

初の週末、熱く演説 <14、15区>

 衆院選が公示されて初の週末となった八日、東三河の愛知14、15区に立候補している計十人の候補者は、自転車で街中を回ったり、駅前や大型量販店など大勢の有権者が集まる場所で演説するなどして支持を訴えた。短時間の演説でも消費税増税や原発、環太平洋連携協定(TPP)など争点への考え方を明確に示すなど、他候補との違いを出そうと力を入れる姿が見られた。(衆院選取材班)

■14区(豊川市、蒲郡市、新城市、豊田市稲武地区、北設楽郡)

 民主前職の磯谷香代子さん(47)は蒲郡駅前でマイクを握った。通行する人たちに「弱い立場の人を忘れない政治を行う」と呼び掛け、自殺対策など民主党政権時の成果を強調。「これまで至らない点もあったが、この経験をもう一度活用させてほしい」と訴えた。

 未来前職の鈴木克昌さん(69)は豊川市内のスーパー前で、買い物客らに消費税増税反対を訴えた。「皆さんの家計、中小零細企業を直撃する。このデフレ下で絶対に税率を上げてはならない」と語気を強めた。スタッフらと周辺を歩き「消費税反対」と声を響かせた。

 「放射能のリスクをなくすのは当たり前。クリーンエネルギーの推進が重要」。自民新人の今枝宗一郎さん(28)は、豊川市内での個人演説会で初めにこう強調した。単なるスローガンで終わらせないため、新エネルギー開発の財源確保への理解も同時に訴えた。

 共産新人の稲生俊郎さん(54)が強く訴えたのは消費税増税の中止。豊川市で開いた個人演説会では、自民や民主は政党助成金の問題を避け、必死に税金を納めている庶民をないがしろにしていると指摘。「14区から消費税増税ノーの声を上げよう」とアピールした。

■15区(豊橋市、田原市)

 共産新人の串田真吾さん(36)は、豊橋駅前の街頭演説会で「原発は今すぐゼロにしましょう」と訴え、消費税増税を目指す民主、自民などを「増税大連合」と批判した。比例東海ブロックから立候補した佐々木憲昭国会対策副委員長も駆け付け、支持を呼び掛けた。

 社民新人の豊田八千代さん(63)は選挙カーで回り、増税撤回などを訴えた。豊橋市大岩町のスーパー前では「増税は所得の低い人や年金暮らしの人には苦しい。不公平な税制を正せば、増税しなくてもやっていけるはず」と声を張り上げた。

 自民新人の根本幸典さん(47)は、豊橋市内で防災対策の必要性などを主張。前田南町のスーパー前では「この地域もいつ災害が来るか分からない。国民の安全と財産を守るために必要な公共投資はある。地域の安心安全を任せてください」と訴えた。

 無所属元職の杉田元司さん(61)は、豊橋市の交差点などで街頭演説を繰り返し、政党の乱立を批判した。新栄町では「政党ではなく、政治家としての政策や意志を伝えたい。中小企業や地域の地場産業を守って経済活性化につなげたい」と理解を求めた。

 自転車で豊橋市内を回り、手を振りながら支持を訴えたのは民主前職の森本和義さん(46)。スーパー前では「民主党は天下りを四分の一に減らし、二十一兆円の財源を捻出したが厳しい評価を受けている」と演説し、逆風を念頭に農業政策などの実績を強調した。

 維新新人の近藤剛さん(47)は、豊橋市内のスーパー前で消費税の地方税化を力説。「今のままの財源では地方は元気がなくなるばかり。地方税化の財源を教育、医療に回せば子どもが増えることにつながり、東三河も元気を取り戻せる」と地方の活力創出を訴えた。