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愛知ニュース

候補者の横顔 <7区>

 届け出順。各文末の数字は(1)最も感動した映画(2)愛読書(3)尊敬する人(4)至福の時間や場所

◆正木裕美さん(未新) 困っている人の力に 

 出馬を決意し、会見を開いたのは公示の二日前。政治経験は一切なく、選挙準備も足りない。それでも立候補しようと決めたのは「政局がこれほど動くときはそんなにない。勇気を出して出てみようと思った」からだ。

 弁護士経験は一年に満たない。ただ「困っている人、苦しんでいる人の力になりたくて弁護士になった。その点、法律をつくって助けるという立場は政治も同じ」と感じる。

 河村たかし名古屋市長が塾長を務める政治塾に入り、「消費税増税は、中小企業や個人事業主に甚大な影響がある」と増税反対を明確にする。

 名古屋市内に住み、7区には深い縁があるわけではなかった。地域の特徴や問題については「まだまだ勉強不足」と、やることは多い。趣味は「寝ることと、食べること」と話す。両親と弟妹三人と暮らす。三十一歳。

 (1)「ショーシャンクの空に」(2)法律書(3)両親(4)家に帰り、愛犬と遊ぶ時

◆鈴木淳司さん(自元) 課題解決 愚直に努力

 最近の政治を「大衆迎合(ポピュリズム)」と断じる。「非難を浴びてでも真実を語り、みんなで共に課題を解決していく愚直な努力をしたい」。政権交代の風の前に涙をのんだ前回の雪辱を期す。

 世襲でも、元官僚でもない。瀬戸市の小さな鉄工所を苦労しながら経営する父の姿を見て育った。早稲田大法学部卒業後は松下政経塾で学び、「本当の庶民の中から出てきた人間」との気持ちを大切にしながら、プロフェッショナルとしての政治家を志してきた。

 その目的は「金でも名誉でもなく、自己満足」と語る。世の中のためになったと感じる時や、「あれで間違っていなかった」と後世に評価される仕事ができたと思う時。それが自己満足という。「だから無責任な政治は嫌なんです」。瀬戸市で両親、バイオリン奏者の妻、長男と暮らす。五十四歳。

 (1)「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」(2)「山岡鉄舟」(3)幕末の三舟、西郷隆盛(4)車や自宅で一人になって音楽を聴く時

◆山尾志桜里さん(民前) 原発ゼロやり遂げる

 国政に出る前は検察官。一年生議員で乗り込んだ衆院の法務委員会では、かつての職場トップだった検事総長の天下りポストを追及。廃止につながった。選挙戦も「批判におびえず、ぶれずに訴える」と信念は曲げない。

 出身は仙台市。小中学生のころにミュージカル「アニー」の初代主役を務めた異色の経歴を持つ。二年前の出産を機に、子どもたちのことを考えるようになった。多忙で長男と会えない日も多いが「自分の仕事が回り回って、この子たちの世代のためになれば」との思いを強くする。

 出産後二カ月の時に発生した東日本大震災。公約の「二〇三〇年代に原発ゼロ」は、不安を募らせる母親たちの思いを表すものと思っている。「今を生きる私たちが、未来のためにもやり遂げなければ」。長男と夫(38)と暮らす。三十八歳。

 (1)「アパートの鍵貸します」(2)「これからの『正義』の話をしよう」(3)両親(4)好きな「働く車」を見て目を輝かす長男といる時

◆郷右近修さん(共新) 雇用の現実変えたい

 大学卒業後も就職できずにアルバイトを続ける二十代の現状を知ろうと、自宅近くのコンビニで半年間働いたことがある。

 時給が安いため貯金ができず、就職活動が重なってバイトが続けられずに生計を立てられなくなる人も。「それを自己責任と押しつける現実を変えたい」。努力し、希望する人は正社員で働くことができる。そんな社会を思い描く。

 宮城県岩沼市の出身。地元の金属加工会社に入社後、二〇〇七年に豊明市内の中小企業に転職した。大企業の言うがままに取引せざるを得ず、会社の体力が奪われている中小企業の現状が、非正規の人たちの正社員化を阻んでいると痛感した。

 「話し好きではない」と言いつつも、さまざまな人の気持ちに寄り添えるように、現場での対話を心掛ける。豊明市内で一人暮らし。三十四歳。

 (1)「サイダーハウスルール」(2)「重力ピエロ」(3)両親(4)趣味のパワーリフティングをした後のマッサージ