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愛知ニュース

主な候補の事務所拝見<11区>

 急転直下の解散で短期間でスタートを切った衆院選。愛知11区(旧稲武町を除く豊田市・みよし市)の各候補の陣営は公示ぎりぎりまで事務所開設の準備に追われた。選挙運動の拠点となる事務所は、どんな雰囲気か。主な陣営を拝見した。

 民主前職の古本伸一郎さん(47)は過去三回の衆院選と同じ場所。プレハブ建設に時間がかかり、完成したのは公示直前だった。

 日が暮れると、有権者らが次々と訪れ、陣営の説明に耳を傾ける。壁には「将来、子たちに誇れる政治を創りたい。円高とたたかい、雇用を守る」と候補者直筆の紙が張られ、訴えを共有する。支持者からの激励カード、トヨタ系労組などからの推薦状も多い。

 シンボルカラーは緑にした。「前回は黄緑色。三期務めたので落ち着いた印象を出そうと変えた」という。

 火花を散らす自民新人の八木哲也さん(65)は、一キロほど離れた国道248号沿い。建築許可が間に合わないため、一月の豊田市長選で太田稔彦市長の陣営も使った元書店の建物を借りた。

 市長選では民主系市議と協力して事務所を運営し、太田さんを支援。今回は一転、民主と戦う。幹部は「違和感はない。むしろ市長選の内装がそのまま残っていて使いやすく、運が良かった」。

 げき文も続々と集まり、天井にまで及ぶ。麻生太郎元総理ら“大物”の来訪を知らせる張り紙が目を引く。

 共産新人の渡辺裕さん(32)は、矢作川沿いの党市委員会の二階建ての事務所をそのまま使っている。

 稲沢市在住の渡辺さんは選挙期間中、ホテルで寝泊まりする。食事は支援者の女性らが事務所で作ることが多い。七日の昼食はハクサイやシイタケなど野菜がたっぷり入ったみそ汁に、サツマイモの煮物など。関係者は「このアットホームさが、いいでしょ」。

 入り口や室内には候補者の名前にも負けないぐらいの大きさで党名が書かれたポスターが。比例票獲得につなげたい考えだ。

 11区にはこのほか、諸派新人の中根裕美さん(38)が立候補している。