文字サイズ

愛知ニュース

候補者の横顔 <6区>

届け出順。各文末の数字は(1)最も感動した映画(2)愛読書(3)尊敬する人(4)至福の時間や場所

◆丹羽秀樹さん(自前) 葉っぱの裏 光当てる

 高校生のころ、祖父で元労相の故丹羽兵助さんから「葉っぱの裏に光を当てるのが政治」との言葉を聞いた。本当に困っている人のために動くのが政治。その道を志す決心をした。

 経済の立て直しを最優先課題に挙げたのも、不況で苦しむ多くの人たちを救いたいから。実現を目指す「防災ニューディール」は防災拠点を強化することで地域活性化につなげるのが狙いだ。

 昨年四月の補選で国政に復帰。同じ党青年局の若手議員と毎月、東日本大震災の被災地に入る中で、被災者の政治への失望を感じた。「信頼回復が重要。だからこそ政治の安定が欠かせない」と政権奪取の必要を説く。

 解散後「長男に『頑張って』と言われ、涙が出た」。十月に長女も誕生し、父親の責任感が増した。妻と一男一女の四人暮らし。三十九歳。

 (1)「スーパー・チューズデー 正義を売った日」(2)「ローマ人の物語」(3)徳川家康(4)家で子どもと遊ぶとき

◆天野正基さん(民新) 国民と信頼関係築く

 学生時代にバブル経済が崩壊。当時の大蔵省が金融機関に通達した不動産関連融資の「総量規制」が引き金になったことから、「一つの政策で国の経済がこれほど変わるのか」と痛感。「政治には、安定した国民生活をつくる非常に重要な役割がある」と悟った。

 三年間のサラリーマン生活を経て一九九九年に県議選、四年後に名古屋市議選に挑んだがいずれも涙をのんだ。「アルバイトで大変だった浪人生活は、人生の大きな経験になった」。二〇〇七年の県議選で初当選。昨年に再選を果たしたが「国政でなければ変えられないことが多い」と感じ、立候補した。

 「戦いの舞台が変わっても、地域の声を一つ一つ拾い、問題解決につなげていくのは同じ。国民と信頼関係が築ける政治家でありたい」と誓う。妻と一男一女の四人暮らし。四十二歳。

 (1)「Love Letter」(2)「論語」(3)マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師(4)子どもと遊ぶこと

◆水野智彦さん(未前) 愛知で骨埋める覚悟

 二〇〇九年の衆院選は、比例南関東ブロックで民主党から初当選。「政治信念は曲げられない」と今年六月、消費税増税法案の衆院採決で、反対票を投じた。

 「社会保障に使われるべき増税分が、公共事業にも使われかねない条項が三党合意で加わったのが理由」

 離党後は減税日本に。河村たかし名古屋市長が市議報酬の引き下げと市民税減税を果たした実績や、一四年度からの減税方針を表明した愛知県に引かれて出馬を決断。「厳しい戦いになるのは百も承知。愛知で骨を埋(うず)める」と腹を決めている。

 「円高とデフレで苦しむ状況での消費税増税は国を滅ぼす。ただちに中止」と主張。「経済を再建し、商売が盛んな社会、子どもが日本に生まれて良かったと思える社会をつくりたい」と訴える。東京都内に妻と一男一女を残し、単身赴任中。五十六歳。

 (1)「のぼうの城」(2)「坂の上の雲」(3)祖父(4)旅をしながら読書にふける

◆柳沢けさ美さん(共新) 国民の声を届けたい

 「仕事がない」とうつむく若者や、「消費税を上げられたら店を閉めるしかない」と嘆く飲食店主…。党の「くらしの相談室」の相談員を務めた十五年間、市民の悩みを聞き続け「この切実な声に政治家は耳を傾けているのだろうか」と奮い立つ。

 三十歳のころ、五人の子どもを育てながら自宅を学童保育所として開放。長野県で村議を務め、生活弱者の支援をしていた父を見て育った子ども時代を振り返り「困っている人を放っておけない気質を受け継いだ」と笑う。

 昨年はボランティアとして宮城県亘理町のイチゴ農家に三度足を運んだ。一緒にヘドロを取り除きながら、被災者の要望を党所属議員を通じて国会に伝えた。「もっと国民の声を届けたい」と三回目の衆院選挑戦。子ども三人は結婚して独立。夫と三男、次女と暮らす。六十二歳。

 (1)「戦場のピアニスト」(2)「ひとのあかし」(3)父(4)家庭菜園の世話