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愛知ニュース

私の信条 <15区>(上)

 衆院選の愛知15区(豊橋市、田原市)には県内の小選挙区で最も多い六人が立候補し、激戦を繰り広げている。各候補者に「私の信条」を色紙に書いてもらい、言葉に込められた思いを二回に分けて紹介する。一回目は共産新人の串田真吾さん(36)、社民新人の豊田八千代さん(63)、自民新人の根本幸典さん(47)に聞いた。

(届け出順)

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◆串田真吾さん(36) 共新 応・答二つの意味込め

 二〇〇三年に党の県常任委員になった時のあいさつの言葉を再び選んだ。借り物の言葉ではなく、自分なりに考えてひねり出したものだ。「こたえる」には二つの意味を込め、いま一度決意を新たにする。

 一つは「応える」。選挙区を回り、「景気のよい昔のようになってほしい」との要望や、「環太平洋連携協定(TPP)に参加したらとてもやっていけない」と嘆く農家の声を肌で感じた。現場の声をくみ取り、支援者への感謝も胸に努力する覚悟を決めた。

 もう一つは「答える」。社会保障の財源確保、脱原発など政治が解決すべき問題や疑問に対し、一つ一つ解決していく政治家になりたいという思いを込めた。

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◆豊田八千代さん(63) 社新 貫く大胆さこれからも

 初めて政治に関わったのは、知人の誘いで婦人団体の活動に参加した三十代のころ。育児をしながらフルタイムで働く母親のため、当時は珍しかった午後五時までの保育延長を目指して奔走。要望書を携え、市役所の担当者に直談判した。

 二期八年務めた豊橋市議の一年目には、医療空白地の発生を懸念し、市民病院の統合に徹底して反対した。連日、仲間と民家を一軒ずつ訪問し、集まった六千五百筆の署名を市に提出した。

 「今思えば大胆なことしたなぁ」と懐かしみながらも、「弱者の声を真摯(しんし)に聞き、正しいと思った主張をとことん貫いてきた。そしてこれからも」。信条の「初心を忘れず」を胸に、国政に挑戦する。

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◆根本幸典さん(47) 自新 小中学生にも響く言葉

 豊橋、田原市のあちらこちらに張ったポスターにも名刺にも力強く書かれた「ブレず。」の文字。「人生真っすぐ」と、衆院選出馬を決めた二年前からキャッチフレーズとして使っている。

 信条に込めた思いは「政治の信頼を取り戻すこと」「頑張った人が報われる社会にすること」。この二つがブレることはない。「政策ばかりが取り上げられるけど、本当は志や理念がしっかりしていることが重要」と力説する。

 「世の中も、政治もブレているから、このキャッチフレーズがより目立つのでは」と分析する。ポスターの効果なのだろうか。街頭演説中に小学生や中学生に「ブレずを書いて」とサインを求められることもある。