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富山ニュース

田畑氏優位 吉田氏追う 富山1区

 本紙は九日、第四十七回衆院選について、電話世論調査と取材班の分析を加味し、富山県内は1区の終盤情勢をまとめた。リードする自民前職の田畑裕明氏(41)を、維新新人の吉田豊史氏(44)が追い上げる展開。ただ、三割以上が投票先をまだ決めておらず、流動的な要素も残る。

 党支部や後援会組織をフル稼働させる田畑氏が、自民と推薦を受ける公明の両支持層をほぼ固めた。民主の三割弱に切り込むほか、支持政党がない層への支持を序盤より浸透させ六割弱を取り込む。

 四十〜五十代の七割、六十代以上の六割の支持を受ける。職業別では、サラリーマンと主婦層の約八割に浸透。一方、退職した高齢者層の支持は半数にとどまり、吉田氏の四割と拮抗(きっこう)している。

 元県議の吉田氏は、序盤より四十代以上の支持が高まっている。選挙への関心が高い層からの支持は五割弱で田畑氏の四割を上回り、追い上げに勢いがみられる。維新支持層の九割をまとめたが、“野党共闘”名目で候補者を立てなかった民主支持層は六割強と浸透しきれていない。支持政党がない層からの支持は序盤より落ち三割強となった。

 共産新人の高橋渡氏(51)は、アベノミクスを批判するなど選挙区内をくまなく回り支持を訴えているが、伸び悩んでいる。

 比例代表の投票先は、自民が48%で「一強」。維新が9・3%で続き、民主の7・8%を上回った。公明4・4%、共産2・5%、次世代2・1%、社民1・2%、生活0・6%。四割がまだ投票先を決めていない。 (衆院選取材班)