文字サイズ

富山ニュース

県内3選挙区 自民先行

 本紙は三日、第四十七回衆院選について、電話世論調査に独自取材を加味し、富山県内の序盤情勢を分析した。富山1区は自民前職の田畑裕明氏(41)が先行し、維新新人の吉田豊史氏(44)が追う展開。2区は自民前職の宮腰光寛氏(63)が安定した戦いで優位に立っている。3区は自民前職の橘慶一郎氏(53)が大きくリードする。ただ、約四割が小選挙区での投票先を決めておらず、今後の選挙戦次第で情勢は変わる可能性がある。

 1区は、田畑氏が自民支持層の九割以上を固め、各年代から六割以上の支持を受け優位に立つ。民主の三割弱も取り込むが、無党派層への広がりが課題。吉田氏は、維新の八割、民主の七割をまとめて懸命に追っている。無党派層の七割以上にも支持を広げるが、自民への切り込みが乏しく離されている。共産新人の高橋渡氏(51)は苦戦を強いられている。

 2区は、六期の経験と知名度を誇る宮腰氏が自民をほぼ固めた。各年代でまんべんなく支持を広げ、他党の支持層や無党派層にも浸透する。社民新人の東篤氏(54)は民主の四割を固めたが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。共産新人の平崎功氏(58)は厳しい戦い。

 3区は、強固な後援会組織を持つ橘氏が自民をほぼまとめ、民主の七割も取り込む。民間企業や主婦層、高齢者から八割以上の支持を受けている。共産新人の坂本洋史氏(44)は維新の三割、民主の二割の支持を取り込んだ。無党派層の三割弱も押さえたが、まだ大きく離されている。

 県内有権者が支持する政党は自民が52・8%で、民主と維新は4・9%と拮抗(きっこう)。公明が4・4%、次世代が1・3%、共産が2・2%、生活が1・4%、社民が1・9%。「支持政党を持たない」は11・1%だった。 (衆院選取材班)