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富山ニュース

県内陣営 訴え懸命

2区

自民・宮腰さん 全力で地方創生を

共産・平崎さん 消費税10%の中止

社民・東さん 年末選挙商売妨げ

 前哨戦たけなわの衆院選(2日公示)。富山2区は自民党前職の宮腰光寛さん(63)、共産党新人の平崎功さん(58)、社民党新人の東篤さん(54)の三つどもえ、3区は自民党前職の橘慶一郎さん(53)に共産党新人の坂本洋史さん(44)が挑む“自共対決”の公算だ。ともに野党第一党の民主が不在。引き締めに躍起の自民陣営に対し、野党側は「安倍政治」への批判を強める。両選挙区をルポした。(衆院選取材班)

 宮腰さんは衆院解散後、企業や支持者らへのあいさつ回りをこなすと同時に、ミニ集会などの開催に奔走している。「前回よりも政策を訴えることに力を入れる」のが狙いだ。

 三十日は早くも稲田朋美党政調会長が富山市郊外のショッピングセンターに駆け付け、1区の田畑裕明さんらとともに街頭演説。買い物客らに向けて「全力で地方創生を進めていく」と力を込めた。

 平崎さんは出馬が決まった直後から、自ら街宣カーを運転して2区全域で街頭演説に回る。夕刻のスーパー前では「消費税10%中止。集団的自衛権行使容認の閣議決定は即刻撤廃」と、買い物客に呼び掛けた。

 夜は徹底して電話で党への支援を呼び掛ける作戦を展開。平崎さんは「安倍政権に対する庶民の怒りの声は多い。党が躍進すれば、政治の流れを変えられる」と力を入れる。

 民主党とのすみ分けで2区出馬を決めた東さん。県内3選挙区の候補予定者の中で最も遅い出馬表明で、事務所開きも行わず街頭での政策浸透に全力。

 この日は滑川市内の大型商業施設で、解散に踏み切った安倍政権を「八百億円の税金を使う選挙。年末のかき入れ時に商売に支障をきたすという怒りの声が届いている」と批判。「自民党に勝たせるわけにはいかない」と力を込めた。

3区

自民・橘さん 景気対策の浸透を

共産・坂本さん経済格差広がった

 橘さんは県西部で代々、党有力議員が使った高岡市中心部に事務所を構えた。陣営は「日程に余裕がなく連絡が行き届くか心配したが、逆に支持者からの問い合わせが多かった」。

 地元入り後、県議や市議と企業など団体を回り、消費税増税先送りや解散の意義を説明。「アベノミクス効果を地方に浸透させるのが課題」と訴える。訪問先は一日約二十カ所に上り、引き締めに懸命だ。

 坂本さんは事務所開きの翌日から連日、街頭へ出て「アベノミクスで経済格差が広がった」と政権批判。三十日も高岡市内のスーパー前で「見切り品に多くの人が集まる現状を変えよう」と手を振った。

 自民との一騎打ちに、陣営は「膨大な無党派層を取り込みたい。比例代表でも二万五千票を目指し、北信越ブロックでの十一年ぶり議席獲得につなげたい」と比例の戦いも見据える。