文字サイズ

富山ニュース

民主、3区も断念 県連、初の擁立見送り決定

 民主党富山県連は二十六日、富山市内で緊急常任幹事会を開き、衆院選での候補者擁立で富山3区でも断念することを決めた。昨夏の参院選に続く不戦敗で、一九九六年の結党以来、衆院選での擁立見送りは初めて。

 県連の高田一郎代表が記者会見し、「県民の選択肢を失わせたことは非常に重く受け止めている」と陳謝した。県連は二十五日の常任幹事会で富山1、2両区での候補者擁立を断念することを決めていた。3区は二十六日午前まで複数候補に出馬を打診してきたが、承諾を得られなかった。高田代表は「日数的に断念せざるを得なかった」と話した。

 不戦敗の原因について、高田代表は党本部レベルで他党とのすみ分けが進んでいたことを指摘。村井宗明元衆院議員(41)の政界引退もあり、「勝てる見込みのあった1区に出せなかったのが非常に残念」と悔やんだ。

 党県連は非自民、非共産の他党への推薦などは未定としている。ただ、1区に新人の元県議、吉田豊史氏(44)を擁立する維新の党県総支部長の柴田巧参院議員は本紙の取材に、支部幹部が同日に民主党県連を訪れ、政策協定の締結を打診したことを明かした。柴田氏は「今後は幹事長レベルで議論していくだろう」と話した。 (広田和也、伊勢村優樹)