文字サイズ

富山ニュース

ネット活用 温度差

選挙戦に向けて、ネットでのPRも強化。ツイッターやブログなどを開設した衆院選富山1区の立候補予定者=富山市内で

写真

 インターネットを使った選挙運動が解禁されて初めてとなる今回の衆院選。富山1〜3区の立候補予定者には、人柄や活動日程を知ってもらう新たな手段として積極的に活用する動きが目立つ。一方で、有権者に直接会って支持を求める“どぶ板戦術”に徹する構えの陣営もあり、対応は分かれている。 (衆院選取材班)

小まめに発信 人柄伝える

効果に疑問「どぶ板」重視

 二十四日時点で立候補を表明している計八人のうち、七人がホームページ(HP)や交流サイト「フェイスブック」(FB)などを既に開設。残り一人は「今もやっておらず、今後も使う予定はない」と消極的。ただ、開設している陣営の中でも選挙での利用となると温度差がある。

 「今回は超短期決戦で、すべての支援者に会うのは難しい。いつでもどこでも見ることができるネットで小まめに活動を発信し、支持固めに使いたい」。前職の選対でネット戦略担当となった三十代の党関係者は狙いを話す。動画撮影や記事投稿のため、別に四人のスタッフを充てる力の入れよう。FBでは「長い文章は読まれない」と、写真を多用して事務所開きの様子などを伝える。今後、本人によるメッセージを一分間ほどの動画にまとめ、小まめに発信していく予定。ネットでは政策より人柄を知ってもらう作戦だ。

 新人の陣営でも「二十〜四十代の有権者に活動を知ってもらうのに欠かせない」と、街宣などの日程を載せるなどネットをフル活用している。別の新人も「最近は高齢者もネットを使っており、訴えを連呼するより効率が良いかも」と、選挙でのネット解禁を歓迎する声は多い。

 一方で、ある前職の陣営は「ネットは国政報告のために週一回のペースで更新していたが、選挙となると別。有権者に直接会って支援を求めていく」とネットの効果には懐疑的。また、新人の一人は、陣営スタッフに限りがあるため、「やれても付け焼き刃になるかも」と今後使い方を検討するという。「本人が操作できなさそうだから」と積極利用を見送る陣営もいる。