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静岡ニュース

静岡市、県内4位の低投票率

◆投票所運用見直しミス撲滅も課題に

ミス発生で運用を見直す方針の期日前投票所=静岡市役所で

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 十四日投開票の衆院選で、静岡市は小選挙区の投票率が前回を6・49ポイント下回る53・42%となり、県内市町で四番目に低かった。得票数に影響したり、無効になったりしかねない選挙事務のミスも三件相次いだ。重大なミスが起きたのは県内で静岡市のみ。来春の統一地方選に向け、投票率向上とミス撲滅が課題だ。

 開票区ごとの投票率は葵区が53・62%で、県内四十九開票区のうち、下から九番目。駿河区は52・04%で四番目。清水区は54・37%で十二番目だった。

 市の投票率は毎回県内下位で、市選管事務局の海野剛幹次長は「都市部の住民は選挙に行かず、地域のつながりが希薄になったのが投票率に表れている」と危機感を持つ。

 市長選と県議選がある次回統一地方選では、初めてテレビとラジオのCMを流す予定。若年層の投票率を上げる試みとして、啓発予算を通常の五倍の千五百万円確保した。

 市は二〇〇九年から、高校生を臨時職員として雇い、選挙事務を担当してもらっている。経験者は千人を超え、全国に先駆けた取り組みは他県にも広がっている。市は経験が実際の投票につながっているか追跡調査する考えだ。

 三件のミスは、職員が投票区を誤って誘導したのが二件、二重投票が一件で、七年ぶりのミスだった。海野次長は「市議選のように一票を争う場合、選挙をやり直さなくてはならなくなるかもしれない。今回は零点だ」と深刻に受け止める。

 ミスを受け、市は期日前投票所で使う書類を急きょ区ごとに色分けし、投票区の確認作業を徹底した。統一選に向け、受け付けや配置など運用も見直す方針だ。 

(河野貴子)