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静岡ニュース

前職が手堅く議席 維新は獲得できず

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 県内八小選挙区は自民党が全国で圧勝した勢いを反映し、六選挙区を制した。全国で不調だった民主党は県内では二選挙区を守った。比例代表で解散時に二議席を有した維新の党は議席を獲得できなかった。

 1区では、女性閣僚の知名度と実行力をアピールした自民前職上川陽子さん(61)が前回、比例で復活当選した維新前職小池政就さん(40)と、民主元職の牧野聖修さん(69)を前回に続き、打ち負かした。共産新人河瀬幸代さん(63)は支持が広がらなかった。

 2区は幅広い支持を集めた自民前職井林辰憲さん(38)が、民主新人松尾勉さん(30)を破った。松尾さんは立候補が遅れ、知名度不足を挽回できなかった。共産新人四ツ谷恵さん(62)は苦戦した。

 3区は手堅く支持を集めた自民前職宮沢博行さん(39)が、維新との統一候補となった民主元職小山展弘さん(38)を制した。比例代表に転出した脱原発を訴える維新前職鈴木望さん(65)と、電力系労組から支援を受けてきた小山さんとの連携は十分でなかったが、終盤に小山さんは猛然と追い上げ、比例で復活当選した。共産新人松浦敏夫さん(62)は伸び悩んだ。

 4区は環境相の自民前職望月義夫さん(67)が組織票を固め、民主元職田村謙治さん(46)に勝利した。望月さんは衆院解散前に「政治とカネ」の問題が発覚、選挙期間中にペルーに出張するなど不利な状況が重なったが、乗り切った。田村さんは民主支持層を固め、支持政党を持たない層に一定の浸透はしたが、及ばなかった。共産新人杉田保雄さん(68)は浸透しなかった。

 5区は高い知名度を誇る民主前職細野豪志さん(43)が自民前職吉川赳さん(32)を制した。共産新人大庭桃子さん(58)は苦戦した。

 6区は堅固な地盤を持つ民主前職渡辺周さん(53)が激しい接戦の末、自民前職勝俣孝明さん(38)を破った。勝俣さんは比例復活した。連日、党幹部が応援に入り猛然と追い上げる勝俣さんに危機感を抱いた渡辺さんは地盤の沼津市を中心に支持を固め、逃げ切った。共産新人佐藤龍彦さん(38)は埋没した。

 7区は自民前職城内実さん(49)が広範な支持を得て、民主新人松本泰高さん(67)、共産新人野沢正司さん(65)に圧勝した。

 8区は自民前職塩谷立さん(64)が安定した戦いを進め、維新新人源馬謙太郎さん(41)を下した。源馬さんは支持政党を持たない層の支持を集めたが及ばなかった。共産新人落合勝二さん(70)は伸び悩んだ。無所属新人古橋和大さん(38)は民主県連の支持を受けたが、出遅れが響いた。