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静岡ニュース

県内26候補 最後の訴え  

 巨大与党とそれに対抗する野党、無所属の候補26人による静岡県内小選挙区の戦いが終わった。アベノミクスや原発政策、集団的自衛権など争点をめぐる候補者の訴えは有権者に届いたか。選挙戦最終日の13日、候補たちは「力を貸してほしい」「皆さんの声を国会に届ける」と、声を振り絞った。

 「日本がもう一度はい上がれるか、この選挙と選挙後の四年にかかっている」

 とっぷり暮れた夜の浜松市中心街。スクランブル交差点前で、前職は選挙カーの上に乗り、力を込めた。「少子高齢化の厳しい条件の中、もう一度、浜松の元気と輝く日本を皆さんとともにつくろう」と呼び掛け。通り掛かりの若い男性が「頑張って」と手を振ると、「特に若い人、頼むぞ」と言葉を返した。

 同市中区を中心に回り、JR浜松駅前で最後の訴えをした新人は「将来につけを残す政治はしてはいけない。国民目線で政治をさせてほしい。実現のため、皆さんの力を貸してほしい」と買い物客らに向けて声を張り上げた。

 一日かけて選挙区内を回った前職は、同市内の選挙事務所前で最後の演説。「市民の皆さんの声を国に届ける。そうした仕事を引き続きやらせていただきたい」と訴え、支援者らに感謝の言葉を述べた。

 磐田市では前職が午後七時半、幹線道路の交差点で選挙カーを降り、約百人の支援者を前に「政治家は理想と現実の違いにもがくが、全力で、現実を理想に近づける。皆さんの思いを形にする」と、政治に懸ける心意気をアピールした。

 JR磐田駅前の繁華街でも午後七時半すぎから元職が演説。選挙協力した前職も応援に駆けつけて、約二百人の聴衆を前に「政治は変えられる。あきらめないでください。あともう一押し。最後まで支援をお願いします」と強調。「勝つぞ」コールで選挙戦の最後を締めくくった。

 藤枝市で「マイク納め」の会場に到着した前職は「急な解散で寒い中、皆さまに無理をお願いした。人の批判や悪口は言うまいとただただ政策を訴えてきた」と語り「もう一度国政でやらせてもらえたら、本当にここが私の古里になる」と訴え、深々と頭を下げた。

 「日本の将来のため、子どもたちのために力を下さい」。JR静岡駅前で最後の街頭に立った元職は、平和憲法堅持や経済格差の是正を訴えた。支援者らとガンバロー三唱をしてマイクを置いた。

 沼津市内のコンビニ前で演説した前職は「行きすぎた円安を食い止め、地場産業を守りたい」と支持を訴えた。JR沼津駅南口では別の前職が「景気回復に向かう流れを止めてはならない。沼津に生まれて良かったと誇りに思える地域づくりをしていく」と行き交う人たちに訴えた。

(衆院選取材班)