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静岡ニュース

4小選挙区調査 自民に勢い、野党苦戦

 中日新聞社が九日まとめた世論調査では、1、3、7、8区の四小選挙区で自民党候補が大きくリードしており、全国的に勢いがある自民が県内でも有利に戦いを進めている。

 これら四小選挙区では、比例代表の投票先でも自民が優勢となり、政党支持率も34・0%と、選挙戦序盤に八小選挙区で実施した調査に比べて2・4ポイント減少したものの、二位以下の民主党などを大きく突き放している。

 二位の民主党は序盤の調査からほぼ半減の8・3%と苦戦し、党勢の衰えが懸念される。三位の維新の党は同2・3ポイント減の4・8%で、苦戦している。ただ、支持する政党名を挙げなかった人が41・2%を占めた上に、小選挙区、比例代表ともに四割程度が投票先を決めていないため、投票日まで流動的な要素がある。

文中敬称略、( )は当選回数、<前>は比例代表での選出。

◆1区 上川優位、3氏が追う

河瀬 幸代 63 共新

上川 陽子 61 自前 (4)

小池 政就 40 維<前>(1)

牧野 聖修 69 民元(4)

 上川が優位な戦いを続け、牧野が追う。小池が続き、河瀬は伸び悩む。全体の四割は投票先を決めていない。

 上川は自民、公明支持層を手堅く固めた。四十代以下の支持が厚く支持政党を持たない層(無党派層)からも一定の支持を得ている。

 牧野は民主支持層をしっかり固め、無党派層にも浸透。六十代以上の支持拡大に勢いがあり、サラリーマン、主婦層などでも支持を集めつつある。小池も無党派層に浸透しつつあるが、序盤と大きな変化はなく、追い上げに勢いはない。河瀬は共産支持層を固めたが、それ以外の支持拡大で遅れが目立つ。

 支持政党では、自民が序盤調査から約10ポイント減の27・5%に下降。

◆3区 宮沢さらに支持拡大

小山 展弘 38 民元(1)

松浦 敏夫 62 共新

宮沢 博行 39 自前(1)

 序盤から優位に立つ宮沢がさらに支持を広げ、小山が追う展開。松浦は苦戦している。

 投票先を決めている人のうち、宮沢は自民と公明支持層をほぼ固めた。序盤に比べて維新支持層や無党派層にも食い込み、勢いを増している。

 小山は民主支持層の八割を押さえた。無党派層の一部にも浸透し、巻き返しを図る。松浦は共産支持層以外への広がりが課題。

 県内の小選挙区で唯一、民主と維新の野党共闘が実現した3区だが、序盤は小山を支持した維新支持層の多くが宮沢に流れている。

 選挙区内にある中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働に賛成の人の多くは宮沢を支持するが、反対の票は宮沢と小山が二分した。

◆7区 城内、大きく引き離す

野沢 正司 65 共新

城内  実 49 自前(3)

松本 泰高 67 民新

 城内が性別を問わず幅広い年代から支持を受けてリードを保っている。出遅れが響く松本、野沢は大きく引き離されている。

 城内は自民、公明支持層の九割超を固めたほか、民主支持層にも一定の食い込みをみせている。維新支持層や無党派層からも広く支持を得ている。

 松本は無党派層や維新支持層の一部を取り込んで巻き返しを図るが、基盤とする民主支持層を固め切れていない。野沢は共産支持層をほぼ固めているが、一部は城内に流れているほか、無党派層などへの広がりにも欠けている。

 投票先を決めていない人は三割。支持政党は自民がトップで民主、維新、公明、次世代と続いている。

◆8区 塩谷リード、続く源馬

源馬謙太郎 41 維新

古橋 和大 38 無新

塩谷  立 64 自前(7)

落合 勝二 70 共新

 元文科相の塩谷がリードし、源馬が追う。落合と公示直前に出馬を表明した古橋は苦戦している。

 塩谷は自民、公明支持層の八割を固めた。男女、世代を問わず支持を広げており、特に四十、五十代の支持が厚い。無党派層の五割を取り込んでいる。

 源馬は維新支持層を固めたほか、民主支持層の四割に食い込み巻き返しを図っている。二十、三十代と無党派層の一部でも支持を伸ばしている。

 落合は共産支持層以外への広がりを欠き、原発再稼働に反対する人の支持も十分に取り込めていない。民主県連が支持する古橋は、三割弱にとどまっている民主支持層への浸透が課題。

◆比例投票先 自民、優位な展開

 比例の投票先を「決めている」と答えた人は、前回調査から7・4ポイント増えて40・5%になった。投票先で自民は、1、3、7、8区の全てでやや失速したものの、他党を大きく引き離している。

 民主は3区以外で伸長。四つの選挙区全てで維新、公明が増加し、共産は減少した。7、8区では次世代が増えた。

 ※グラフは比例代表で投票する政党を決めている人の投票先の推移。数字は小数点第2位以下を切り捨て、計100%にならない場合がある。

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