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静岡ニュース

候補者の横顔紹介 1区

 上から届け出順、<前>は比例代表での選出

河瀬 幸代(かわせ・さちよ)さん(63) 共新

ベランダで花作り

 県西部のミカン農家に育ち、「農業に役立つ仕事をしたい」と大学の農学部に進んだ。

 当時は学園紛争の真っただ中。オレンジの輸入自由化や沖縄返還も大きな問題で、「各政党の政策を勉強して比較した」。そこから政治が身近になった。「学生時代は、頑張れば再び戦争の道に進むことはないと思っていたけど、今は心配」と話す。

 子育てや主婦業を通じ、社会保障の不備に気が付いた。静岡市議時代を含めて高齢者医療と介護の問題に取り組み、不足する特別養護老人ホームを造ろうと奮闘した。

 三回目の挑戦となる衆院選では消費税増税反対と脱原発を訴えの中心に据える。「今回の不況は増税から始まった。きっぱりやめなくては」

 趣味は、自宅ベランダでの花作りと音楽鑑賞。

上川 陽子(かみかわ・ようこ)さん(61) 自前

静岡茶を毎日飲む

 法相就任から一カ月半。「期待の声に身が引き締まる思い」と、大臣の重責を担いながら選挙戦に臨む。

 犯罪被害者支援に取り組んだことが政治家の出発点。被害者グループの会合にも積極的に出向き、基本法成立にこぎ着けた。「法務行政の最高責任者になったことに深い縁を感じる。地域の安全安心のため全力を尽くしてきた」と自負する。

 静岡で生まれ育ち、三菱総合研究所時代に米国に留学。東京で暮らすが、静岡産のお茶を飲むのが日課だ。「静岡の水で入れた静岡茶は最高においしい。素晴らしい自然と人々に恵まれたまちの魅力は、世界に向けて発信できると思う」

 多忙な日々を支える源は支援者の手紙という。「自然体で振る舞い、さまざまな人の声を聞いていきたい」と話す。

小池 政就(こいけ・まさなり)さん(40) 維<前>

大学教員から転身

 「世界を駆け回りたい」と商社マンになり、その後の大学教員時代に転機がきた。「将来に不安を持つ学生と接し、政界に飛び込む必要があると感じた」

 父は前三島市長。世襲を絶つため、あえて地盤を離れ、二年前に静岡1区から立候補した。

 特権と感じる議員宿舎に入らず、片道二時間弱かけて国会に通う日々は想像以上にきつかった。早朝、街頭演説後に新幹線に飛び乗る。幼い二人の子の寝顔を見て、「将来の負担を大きくするいまの政治を変えなければ」との思いを強めてきた。

 水泳は五輪最終選考会に出た実力の持ち主だが最近は泳ぐ時間がない。

 少子高齢化やエネルギー問題など、直面する困難を世界に先駆けて乗り越えることで「日本には大きなチャンスがある」と話す。

牧野 聖修(まきの・せいしゅう)さん(69) 民元

「筋を曲げない人」

 旧満州(中国東北部)生まれ。「最後の戦中派」を自任し、平和や貧困の撲滅に人一倍のこだわりを持つ。「二度と戦争を起こしては駄目だ。無限の可能性がある若者を殺してはならない」

 前回選の敗北から二年間、地元で市民の声を聞いてきた。集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法の可決に「国民の願いが政治に反映されていない」と考える。

 周囲は「筋を曲げない人」と評する。二十五歳で静岡市議に初当選し、今回が十五回目の選挙。八勝六敗と当落を繰り返し、酸いも甘いも味わった。「政治や言葉の力を信じるからこそ、一生政治家でありつづけたい」

 静岡高校で応援団長を務め、夏の甲子園の開幕戦のスタンドを沸かせた。「遊説を通じて十万人の有権者に思いを伝える」と力を込める。