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静岡ニュース

8区 野党競合 訴え熱く

拳を高々と上げ気勢を上げる大勢の支持者ら=2日午後4時40分、浜松市内で

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 静岡8区には、野党共闘が実現せずに急きょ立った民主系無所属新人を含む四人が出馬した。

 維新新人の源馬謙太郎さん(41)は、浜松市東区を中心にショッピングセンターや交通量の多い交差点などで遊説。「(政府は)将来の予算の足りない分を国債という借金にして、ツケに回しているだけだ」と、安倍政権を批判した。東京一極集中から地方に裁量権を多く持たせる道州制への移行や国会議員の定数削減に取り組むと強調、広く支持を訴えた。

 選挙戦の準備が十分に整わず無所属新人の古橋和大さん(38)は、7区民主新人の事務所で第一声。「急な出馬表明にもかかわらず、この場を設けていただいたスタッフ、支援者の方々にお礼申し上げます」と頭を下げた。駆けつけた民主系県議や労組の支持者に「8区から民主の火を消さない。必死に戦う」と決意表明。地元に顔を売り込もうと、同市中区を中心に選挙カーで精力的に回った。

 「ものづくりの街・浜松の活気を取り戻すためにもアベノミクスの成長戦略を実行し、地方再生につなげていく」。自民前職の塩谷立さん(64)は、JR浜松駅前で千人を前にアピール。選挙事務所で必勝祈願した後、スーパー前で街頭演説したり、支援者の忘年会に顔を出したり。集団的自衛権や年金制度改革などの重要政策にも方向性を付けたとし「これから具体的な成果を出す時期。決断できる自民党に引き続き政治を託してほしい」と呼び掛けた。

 共産新人の落合勝二さん(70)は、浜松市内の公営住宅やスーパー前などでマイクを持ち「安倍政権の暴走政治を止める」と訴えた。

 同市中区の事務所での出陣式では開口一番、「消費税を引き上げれば景気が冷え込む。中止すべきだ」と主張。アベノミクスも非正規雇用の労働者が増えて、所得格差を広げているとばっさり。浜岡原発の永久停止を求める訴訟にも関わる立場から、「大地震があれば福島の事故の二の舞いになることは明らか。廃炉しかない」と訴えた。