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滋賀ニュース

【4区】批判票まとめられず 民主・徳永さん「真摯に」

小選挙区での敗戦を受け支持者に頭を下げる徳永さん=近江八幡市の事務所で

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 近江八幡市鷹飼町北の民主新人徳永久志さんの事務所に午後八時すぎ、対立候補の当選確実が伝わると、集まった支持者に落胆が広がった。姿を現した徳永さんは「これほど早く相手方に当確が出るとは。後半はかなり追い上げたと思ったが」と力なく述べ「立派な陣容で充実した選挙戦だったが、この結果は真摯(しんし)に受け止めたい」と深々と頭を下げた。

 選挙戦は街頭演説や選挙カーでの遊説を中心に展開。「経済成長の道筋はアベノミクスではなく、雇用の安定と社会保障制度の充実にある」と主張。「今後四年間の国のありようが問われる。安倍政権の暴走に歯止めを」と訴えた。

 七月の知事選で徳永さんは現知事三日月大造さんを支援。対立候補を支持した維新側と選挙協力は成立せず、自民、共産を含めた四党の戦いに。

 終盤には嘉田由紀子前知事も応援に入り、知事選の再現を目指したが、安倍政権への一定の批判票をまとめきることができなかった。

◆頭下げ「力不足」 維新・岩永さん、支持者と握手

敗戦の弁を述べる岩永さん=甲賀市の事務所で

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 維新前職の岩永裕貴さんの甲賀市水口町の事務所では午後八時すぎに、相手候補の当選確実が伝わった。岩永さんは午後十一時五十分ごろ、「私の力不足、努力不足です。ご支援ありがとうございました。子どもや孫の世代のためにこれからも地域づくりに取り組みます」と深々と頭を下げた。「すいませんでした」と支持者一人一人と握手した。

 選挙リーダーの谷永兼二さんは「政党支持率の差がそのまま出た結果だと思う。個人の政策や人間性を有権者に伝えようとしたが、支持を広げきることができなかった」と敗因を述べた。

 野党の選挙協力はなされず、民主の候補と並び立つ戦い。前回と同様に地元の友人を中心とした選挙スタッフで臨み、選挙カーによる街頭活動と個人演説会で浸透を図った。終盤には橋下徹代表も選挙区入りしたが、届かなかった。

 選挙戦では、アベノミクスに一定の評価を与える一方、政治家自らが身を切る改革と地方分権の推進を軸に政策を展開した。