文字サイズ

滋賀ニュース

統一選へ思惑ちらり

 降ってわいたような解散総選挙に、候補者と行動を共にする県議や市町議も日々忙しく立ち働く。県議会など六議会が改選される統一地方選も近づく中、自身の選挙に弾みをという思惑も見え隠れしており、既に自身の浮沈をかけた戦いも始まっている。

 「他人の選挙を自分の選挙以上に一生懸命頑張るのは当たり前」と話すのは市議長も務める自民系の谷口典隆彦根市議。それでも衆院選は「選挙準備の絶好の機会」だ。この機会に合わせ、後援会名簿の点検や新たな支持者の掘り起こしなどを進めることで、いち早く準備ができることに期待を示す。

 選挙戦では自民前職の選対遊説部会長を担当。地の利を生かして街宣計画やつじ立ち、スポット演説の場所などを検討する。表に出る立場ではないが「自分の選挙を支えてくれる人たちの苦労も理解できる」と裏方に徹することの意義も見いだしている。

 民主県連幹事長の今江政彦県議は報道各社の情勢分析に「厳しいな」とぽつり。「無党派層に投票を呼び掛ける」と話し、電話をかけたり、はがきを書いたりと忙しさが募る。

 「滋賀を動かすのは無党派層」と話す今江県議は、七月の知事選で嘉田由紀子前知事らと政治団体「チームしが」設立に奔走。政党色を薄めて支持拡大を呼び掛けた。結果、党衆院議員だった三日月大造氏が当選した。

 チームしがは県議会会派となり、県議選では第一会派が目標。衆院選で無党派層に顔を売り勢力拡大につなげたい考えだ。

 共産の黄野瀬明子大津市議は立候補予定の来春の県議選に向けて「ダッシュし始めようと思っていたところだった」と苦笑する一方、「待ち望んでいた選挙」と前のめり。十一月二十四日に大津市内で開かれた新人の事務所開きでは「私も若いうちに県会に」と自身のPRも忘れなかった。

 選挙戦が始まってからは街頭演説の付き添いや、情勢分析、支持を広げる電話作戦など裏方として支援に集中。「国政で伸びることが地方にも良い影響を与える」と前向きにとらえ、表だっては自身の名前を出さないようにしているという。 (衆院選取材班)