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滋賀ニュース

大物弁士が激戦区へ続々 無党派層の掘り起こし鍵

 十四日の投開票に向け舌戦が続く衆院選。県内には候補者の応援をしようと各党から重鎮が続々と訪れ、弁士の任を買って出ている。激戦区には入れ替わりで入る党もあり、つばぜり合いが熱くなってきている。

 五日、大津市の商業施設前で三百人弱の聴衆を集めたのは自民の小泉進次郎復興政務官。「全国的にも滋賀1区は大激戦区。勝てば一勝以上の価値を持つ」と前職を激励。当選九回の民主前職から前回奪った議席の死守を訴えた。

 自民は菅義偉官房長官、伊吹文明前衆院議長、石原伸晃元環境相ら、既に閣僚級七人ほどが県内入り。今後も大物が相次いで入る。七月の知事選で推薦候補が敗れ、「党本部も滋賀を警戒して引き締めている」(県連幹部)。候補者全員が当選一〜二回と若いことも力が入る理由だ。

 対する民主も、かつて衆参両院の選挙区を独占した滋賀に反転攻勢の芽があると重視。これまでに岡田克也代表代行や前原誠司元代表、閣僚経験者がマイクを握った。公示前の十一月二十七日、大津市内の駅前に立った岡田代表代行は「国対委員長として大きな成果を挙げた」と1区候補者をアピールした。

 取材に対し、岡田代表代行は、元民主衆院議員の三日月大造氏が嘉田由紀子前知事ら非自民の後押しで当選した知事選に触れ「新しい力も入れながらバージョンアップできるモデル地域」と主張。衆院選でも無党派層の掘り起こしを鍵と見ていることを示した。

 共産は市田忠義副委員長や山下芳生書記局長が来県。市田副委員長は公示の二日にJR大津駅前で候補者四人と街宣車に乗って支持を訴えた。県委員会の奥谷和美委員長は「名前の知られた議員が来ることで興味を引ける。何を訴えるべきかの整理も付いた」と話した。

 維新の党は滋賀4区で橋下徹共同代表の個人演説会を予定する。

 (衆院選取材班)