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滋賀ニュース

全選挙区で自民優勢 本紙調査

 十四日投開票の衆院選で、中日新聞社が公示前に実施した世論調査によると、県内四つの選挙区全てで自民候補が先行、民主などが追う展開となっている。ただ、投票先をまだ決めていない有権者が六割おり、残る十日間の選挙戦が当落を左右しそうだ。

 衆院選への関心は、「ある程度」も含めて七割弱が「関心がある」と回答。選挙区で投票する候補者を決めていない有権者は58・5%、比例代表で投票する政党を決めていないのは46%に上る。

 投票の際に重視すること(二項目選択)は、「経済政策」が50・4%で最多。「福祉や社会保障」39・7%、「原発政策」23・5%などとなった。「アベノミクスで生活がどう変わったか」には「やや」も含めて「良くなった」が10・9%、「変わらない」57・0%、「やや」も含め「悪くなった」が31・5%だった。(衆院選取材班)

◆1区

 自民前職の大岡敏孝さんが優勢。自民支持層のほか、経済や災害対策を重視する有権者から支持を得る。民主前職の川端達夫さんが追い、民主だけでなく維新支持層や無党派層を取り込み、原発や特定秘密保護法に関心を持つ人の支持が厚い。共産新人の佐藤耕平さんはアベノミクスに否定的な有権者から支持を得ている。

◆2区

 自民前職の上野賢一郎さんが幅広い職種の人から支持を得てリードする。民主元職の田島一成さんは民主支持層を固め、維新支持層も取り込む勢い。共産新人の中川睦子さんは共産支持層を手堅くおさえる。経済政策を重視する人は上野さんを支持する一方、原子力政策では田島さん、中川さんの訴えが聞き入れられている模様。

◆3区

 民間企業社員を中心に幅広い職種の人から支持を得ている自民前職の武村展英さんがリード。自民支持層を固め、維新支持層の取り込みも進む。民主新人の小川泰江さんは原子力政策や社会保障に関心がある無党派層などを中心に支持を広げ、武村さんを追う。共産新人の西川仁さんは共産支持層の多くを固めている。

◆4区

 自民前職の武藤貴也さんが先行し、維新前職の岩永裕貴さんと民主新人の徳永久志さんが追う展開。武藤さんは自民の支持層を固め、経済政策を重視する人からも支持を集める。岩永さんは維新支持層をおさえつつあり、徳永さんは民主支持層を固める。共産新人の西沢耕一さんは共産支持層を手堅く固める。

◆比例代表、自民が先行

 比例代表の投票先も自民が他を上回る。投票先を「だいたい」も含めて決めている有権者と、決めていなくても現時点で意向の投票先がある有権者に尋ねると、35・1%が自民と回答。民主は15・9%、維新は9・9%、共産は7・0%だった。社民は3・5%、公明は3・4%。

 自民支持層の82・7%は自民を比例の投票先に選ぶと回答。民主支持層も89・0%が民主に投票すると回答した。支持政党がない無党派層の投票先は民主と共産が12・5%。自民は10・3%、維新は9・4%だった。

 ◇調査方法 県内の有権者を対象に11月30日〜12月2日、コンピューターで無作為につくった電話番号にかけるランダム・デジット・ダイヤリング法で実施。2848人のうち1227人(43・1%)から回答を得た。