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滋賀ニュース

<県内選挙区の情勢>4区 主要政党4氏激突へ

 県南の広大な面積を有する地区。中心となる農村部のほか、企業の工場も集積して新興住宅地が混在する。前職の武藤さんと岩永さん、新人西沢さんは前回と同じ顔触れ。引退した民主奥村展三さんに代わり徳永さんが出馬する。野党の選挙協力はなされず、主要政党四陣営がしのぎを削る構図になりそうだ。

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 新人議員として二年間の経験を積んだ武藤さんは、地盤固めに余念がない。東近江市内で二十三日に開いた経営者向けの勉強会では、求人倍率の改善や雇用増など安倍政権の成果を強調した。

 県議、市町議の支援は厚い。業界団体を周り、国会で汗を流した実績をPRする。選挙スタッフもいち早くそろい、「今回はやりやすい」(陣営)。個人演説会に加え積極的に街頭にも出る。政権への信任を訴え、浮動票の上積みを狙う。

 徳永さんは解散した二十一日夜、JR近江八幡駅前に立ち、「経済成長の道筋はアベノミクスではない。雇用と社会保障の安定だ」と訴えた。はっきりとした口調で言葉を区切って「専門用語を使わず、分かりやすく」と心掛ける。

 再選を目指した二〇一三年の参院選で落選し、地盤のある4区候補予定者に。知事選で支えた三日月大造氏が自公推薦候補を退けた流れを引き継ぎ、反自民票の集約を再び狙う。街頭活動が中心。

 岩永さんは二十五日夜、日野町松尾の交差点に事務所の若手スタッフと立ち、往来する車に手を振った。初当選後、地元に戻ると街頭で続けてきたスタイル。地域の祭りやイベントにも精力的に参加し「顔の見える活動」に力を入れてきた。

 「国会議員自らが身を切る改革と地方分権」を掲げて改革政党としての存在感をアピールしたい考え。甲賀市出身で父親は元農林水産相の峯一さん。「後援会は引き継がず政党も別」と強調する。

 西沢さんは二十二日、近江八幡駅前で「安倍政権にストップをかける大チャンスだ」と主張。出馬表明前から連日、街頭に立つ。消費増税中止、反アベノミクス、反集団的自衛権、労働環境改善を訴え、「共産党が伸びれば政治は変わる」と政権批判に力を込める。

 前回とほぼ同じ顔触れだが、政権与党の前職らと対峙(たいじ)し「彼らより国民、有権者の目線に立つ」と決意を新たにする。街頭演説を中心に幅広い層への浸透を図る。

 =おわり

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