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滋賀ニュース

準備ドタバタ総選挙 想定外の事態に戸惑い

 突如決まった二十一日の衆院解散と年内の総選挙。多忙な師走に対応を迫られることになった関係各所は、予想外の事態に戸惑いつつ、準備を進めている。

■人足りず休日返上

 「野党だけでなく私らにとっても不意打ちですよ」と大津市選管の担当者。二十日は職員五人と急きょ雇用した臨時職員三人が電話対応や印刷物確認、資料整理などに奔走した。臨時職員増員を検討しているが「この時期は人が集まらない。人手が足りない」。

 取りまとめをする県選管では予算調整、投票用紙発注、立候補予定者らへの説明資料作成など作業がめじろ押し。時間がないため、すべてを同時進行で進めており、担当者は「間に合うようにやるしかない」。職員三十人でさばいているが、毎晩遅くまで残って作業する日が続きそうだ。

■県議会は日程変更

 県議会議会運営委員会は二十日、二十七日に開会する十一月定例会議について、衆議院解散総選挙を想定して公示日とされる十二月二日から投票後の同月十六日まで休会とする日程変更案を決めた。一般質問は四日間から二日間に短縮。常任、特別両委員会も二日間から一日間とした。

 奥村芳正委員長は「やむを得ない。総選挙で国民に問うべきものを問うて頂きたい」。議会事務局は当初の日程で作製した開催周知ポスター九百枚をはがして回った。

■業者も慌ただしく

 選挙用ポスターやビラの作製を請け負う近江八幡市のデザイン業「ヤマプラ」は急な選挙に慌ただしく対応。選挙時は普段の倍程度の仕事量になるというが、従業員二十八人で乗り切る構えだ。左近満男社長は「選挙グッズの仕事は時間との勝負」といい、注意を払いながらも、作業速度を上げている。

 一方、急な選挙に泣いた所も。七月の知事選で初めて県産間伐材を使った選挙ポスター掲示板を提供した多賀町の木工業「ケレスたなか」。担当者は「今回も材料供給したいけど突然で時間がない。納期が間に合わない」と残念そうに話した。

(衆院選取材班)