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滋賀ニュース

いざ総選挙へ 各党展望

 解散宣言から一夜明けた19日、年内総選挙実施が確実となったため、各党が慌ただしく準備に本腰を入れ始めた。国政政党6党の県内関係者に受け止めと選挙戦への展望を聞いた。(衆院選取材班)

◆自民 4議席の死守へ力

 自民県連の佐野高典幹事長は「総理の記者会見に思いの丈は表れていた。二年間の経済政策と、景気条項を削除した一年半後の消費税増税を問う大義がある」と力説した。景気回復については「まだ県内に実感があるとはいえない」と認めつつ「今後の戦略、代替策はしっかり遂行していく」とし、四議席死守へ力を込めた。

◆公明 生活の大切さ訴え

 公明県本部の梅村正代表は、円高是正や株価上昇など経済政策の成果を強調した上で、「地方での実感はまだまだ。経済が逆戻りしないよう、地域経済、福祉を合わせた地方創生政策の評価をもらう選挙だ」と話した。目標は県内での比例六万票突破。「生活の場の一人一人を大事にする取り組みを訴えたい」と意気込む。

◆民主 反自民の流れ再び

 民主県連の今江政彦幹事長は「アベノミクス不調や重要法案を強引に進めた批判、不祥事など内閣のマイナスをリセットするための解散だ」ときっぱり。「円安による原材料費高騰、物価が上昇しても上がらない賃金。県民生活にはマイナスが多い」とアベノミクスを断じ「知事選で結集した反自民の流れを再び」と力を込める。

◆共産 増税中止掲げ戦う

 共産県委員会の奥谷和美委員長は「世論と運動に追い詰められた結果の解散」と指摘。「大義がない」と切り捨てた。「四月の消費税増税で不況を引き起こした失敗に学んでいない」とし、選挙戦では増税中止を訴える考えを強調した。県内小選挙区では立候補予定者四人が各区で準備を開始。比例近畿でも議席拡大を目指す。

◆維新 地方分権貫き通す

 維新の党県総支部の岩永裕貴代表は「アベノミクスは二年前の争点。なぜ今解散なのか」と批判する。前回は自身を含めて県内に三人が立候補。今回は自身のみとなる見通しだが、地方分権を訴え続けてきた姿勢には自負がある。「地方創生は分権なしにできない。分権をやり切れるのは維新だけと訴えたい」と力説した。

◆社民 民主候補を支援へ

 社民県連の小坂淑子代表は「誰も望んでいない選挙だが、好機」と捉える。民主県連から応援要請を受けているといい、県内小選挙区では民主候補を支援する方針。選挙戦では集団的自衛権の行使容認反対を中心に主張する。「多くの人に投票に行ってもらえるようにしたい」と投票率向上が勝利につながるとの見方を示した。