文字サイズ

長野ニュース

3選挙区で自民先行 本紙世論調査

写真

 衆院選の投開票を前に中日新聞社が県内の有権者を対象に十一月三十日からの三日間で実施した世論調査では、県内五つの選挙区のうち三選挙区で自民候補がリードしている。比例代表北陸信越ブロックの投票先では自民を先頭に民主が追い上げ、共産が続く構図となっている。まだ投票先を決めていない人は選挙区で五割、比例で四割おり、今後の情勢は大きく変わる可能性がある。

 ◇1区

 自民前職の小松が民主前職の篠原と競り合っている。二人を共産新人の武田と次世代前職の宮沢が追う展開となっている。

 小松は自民支持層の七割を固め、民間企業や二十、三十代から高い支持を得ている。篠原は民主支持層の九割、無党派層の三割に食い込み、六十代以上の支持を集める。武田は共産支持層、宮沢は次世代支持層の大半から支持を集めている。

 ◇2区

 二期目を目指す自民前職の務台を、返り咲きを狙う民主元職の下条が追う。維新前職の百瀬、共産新人の清沢が続く。

 務台は全年代の幅広い支持を集める。自民支持層の七割を固め、支持政党を持たない層へも食い込む。下条は民主支持層の七割を固めている。百瀬は維新支持層の四割を固め、清沢は派遣、契約社員などの非正規労働者から一定の支持を得ている。

 ◇3区

 いずれも二期目を目指す自民前職の木内と維新前職の井出、民主前職の寺島の三氏が横一線で並び、共産新人の唐沢が追う展開となっている。

 木内は自民、寺島は民主の各支持層の七割を固めている。木内は会社員層、寺島は農林漁業、公務員層の支持を得ている。井出は維新支持層の九割を押さえ、自営業者からの支持が高い。唐沢は共産支持層の八割から支持を得ている。

 ◇4区

 自民前職の後藤が先行し、民主元職の矢崎と共産新人の上田が追う展開。

 後藤は自民支持層の九割を確保し、生活や次世代支持層の受け皿となっている。経済政策や災害対策に関心のある層の支持が高い。矢崎は民主支持層の七割を固め、憲法問題への関心の高い人から支持を集めている。上田は共産支持層をほぼ固めている。

 ◇5区

 自民前職の宮下がリードし、共産新人の水野と民主新人の中嶋が追っている。

 宮下は自民支持層の八割以上から支持を集め、公明支持層も押さえている。幅広い年代や職種の層から支持を受け、次世代支持層にも食い込む。水野は共産支持層の大半を押さえ、中嶋は民主支持層の八割を固め、社民支持層の一部にも食い込んでいる。(文中敬称略)

◆比例代表、自民が他党引き離す

写真

 比例代表の投票先を尋ねたところ、自民が39%と他党を大きくリードし、24・9%の民主が追う展開となっている。二年前の前回選で同じ時期に行った調査では、自民は27・2%、民主は23・2%だった。

 既に投票する政党を「決めている」「だいたい決めている」と答えた人は55・6%。投票先は自民と民主の後に、共産が10%、維新6・6%、公明6・1%で続いた。次世代は3・7%、社民は3%だった。自民は全ての年代で最も多かった。

 普段の支持政党では、自民が34・4%、民主が16・9%でともに支持層の九割近くの得票を固めている。

 一方、四割以上の人が投票先を決めておらず、これらの人に「今投票するなら」という仮定で投票先を尋ねたところ、自民と民主の順位は変わらず、維新が共産を上回った。