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長野ニュース

きょう公示 18人が立候補予定 前職は10人

 衆院選が二日公示される。県内五つの小選挙区には前職十人を含む十八人が立候補を予定しており、激戦が予想される選挙区もある。各陣営は十四日の投開票に向け、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」継続の是非を主な争点に十二日間の選挙戦をスタートさせる。

 十八人はいずれも政党の公認候補で、うち十四人は二年前の前回選に立候補している。自民と民主、共産は五つの小選挙区に候補者を出し、維新は2、3区、次世代は1区にそれぞれ擁立する。

 立候補予定者数は、主要七党と諸派の二十三人が戦った前回選から、野党間の再編が進んだことなどが影響して減った。ただ、自民五人、民主二人、維新二人、次世代一人の計十人は前職の肩書で立候補する予定で、前回よりも厳しい選挙戦が予想される。特に1、3区は、それぞれ前職三人が議席を奪い合う激戦区となる。

 前回選は、政権を奪還した自民が2、4、5区で議席を獲得し、全国的に逆風が吹く中、民主は1、3区で議席を守り、踏みとどまった。自民の1、3区の二人と維新の二人、みんなの一人が比例で復活当選した。

 今回の衆院選は、小選挙区での自民と民主の勝敗や、前回追い風を受けた第三極勢力の行方がポイントとなる。二年間の政権運営を踏まえ、有権者がどんな判断を下すかが注目される。

 立候補届け出は、午前八時半から県内五カ所の地方事務所で受け付ける。届け出を済ませた後、各候補者は、駅前などで第一声に臨む。

◆選挙人名簿登録者 県内は174万3760人

 県選管は一日、同日現在の選挙人名簿登録者数をまとめた。

 男性八十四万二千二百四十三人、女性九十万千五百十七人の計百七十四万三千七百六十人で、二〇一二年十二月の前回衆院選の公示前に比べて、一万千三百九十六人減った。

 小選挙区別では、1区が四十二万六千八百九十四人で最多。2区は三十八万五千八百六十三人、3区は三十九万九千九百七十八人、4区は二十四万四千八百九十二人、5区は二十八万六千百三十三人だった。

◆懸垂幕で投票PR 県庁前

 県選管は一日、衆院選への投票を呼び掛ける懸垂幕を県庁前に設置した。解散から公示まで十一日間という異例の短さだったが、準備は順調に進んでおり、担当者は「間に合って良かった」と胸をなで下ろしている。

 懸垂幕は縦八・五メートル、横一・三メートルで、投票日の「十二月十四日」を赤字でアピール。他に、県内の合同庁舎や市役所など四十九カ所にも順次設置する。

 県選管によると、懸垂幕は衆院が解散した十一月二十一日に発注。業者の協力も得て、公示前日に間に合わせた。

 県選管作成の選挙啓発ポスター八千五百枚も既に市町村への配布を終えた。

 前回選の県内の小選挙区の投票率は63・36%で戦後最低を記録。県選管はフェイスブックや、映画館でのCMなど若者向けの啓発の準備を進めている。

 担当者は「突然の解散でできることは限られているが、できるだけ多くの人に投票所に足を運んでもらいたい」と話している。

 (武藤周吉)