文字サイズ

長野ニュース

必勝期し街頭演説 各陣営準備に余念なし

交差点に立ち、ドライバーらに政策を訴える立候補予定者=千曲市内で

写真

 十二月二日の衆院選公示を控え、ラストサンデーとなった三十日、立候補を予定する各陣営は街頭で声を張り上げたり、選挙戦の打ち合わせを重ねたり、本番に向けて慌ただしく動いた。県内五つの選挙区には五政党から計十八人が出馬する激戦が予想され、各陣営は必勝を期して準備に余念がない。

■自民

 5区に出馬する前職はこの日、飯田市で地元参院議員の後援会の会合に出席し、後援会同士の協力態勢を確認した。

 箕輪町で中学生野球チームの卒団式に出席した後、夕方からは飯島町に移り、町後援会の決起大会で支持者にあいさつ。アベノミクスの効果を紹介し「いろいろな立場の方の知恵をいただきながら成長戦略、地方創生を進めていきたい。伊那谷が理想郷と言われるよう取り組んでいく」と話した。

■民主

 4区の元職は諏訪、木曽地方を精力的に回った。交差点やスーパー店頭に立ち、アベノミクスを批判。「一部の人が得をする強者の政治をやめ、生活者のため、働く者のための政治を実現する」と繰り返し訴えた。

 JR茅野駅前にある事務所は、後援会員らが次々に届く為書きを壁に張ったり、看板用の材料を軽トラックに積み込みんだりと慌ただしく準備。「なぜこの時期に」との声も漏れる中、選挙準備に追われていた。

■維新

 安曇野市内の交差点に立ち政策を訴えたのは、2区に出馬する前職。上下スーツにダウンジャケットのいでたちで、昼食や選挙道具の買い出しをしながら計六カ所を回った。「これまでは皆さんの前で国会の活動報告として街頭演説してきた。今は、この二年間の集大成と思って訴えている」と力を込めた。

 遊説後は、松本市内の大学でシンポジウムに出席。住民と意見交換した。午後六時前に、松本の事務所に戻ると、慌ただしく準備に追われ、地元のあいさつ回りに向かった。

■次世代

 1区から出馬予定の前職も午前八時から約一時間、通行量の多い交差点で行き交う車に手を振った。「無名の新人だった前回よりも、今の方が反応が良い」と手応えを感じている。

 午後からは、陣営幹部を集めて最終的な打ち合わせ。「既に臨戦態勢。景気回復の道筋とともに、行財政改革を訴え、百年後の日本を見据えた政策を訴えたい」と話した。ツイッターの更新回数を増やし、若者への発信にも力を入れる。

■共産

 3区で立候補予定の新人は、出身の千曲市の交差点でマイクを握り、「皆さん、この二年間で地域経済がどうなりましたか」と有権者に語り掛けた。

 「働く人の賃金は下がりっぱなし。中小企業の経営も厳しい」とアベノミクスを批判。賃金や雇用を下支えする経済政策を訴えた。通行車両に手を振り、ドライバーが手を振り返すと「ありがとうございます」と一礼した。その後、周辺の商店を回って店主と両手で握手した。

 (衆院選取材班)