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長野ニュース

<各選挙区 構図と顔ぶれ> 4区

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 自民、民主、共産の三氏が立候補を予定する。前回選で返り咲きを果たした後藤、議席奪還を期する矢崎、五度目の挑戦となる上田が、三たびぶつかり合う構図だ。

■後藤

 前回選後、厚生労働委員長や党政務調査会副会長などの役職を務めながらも週末には必ず地元入り。各種行事や集会に顔を出し、求心力の維持に努めてきた。解散前から後援会役員と会合を持つなど選挙に向けた態勢づくりを開始。早い立ち上がりで五期目を狙う。

 「日本経済はどん底だったデフレの状況から回復しつつある」と安倍晋三首相の経済対策の成果を強調。「成長戦略は間違っていないが、道半ば。地域に経済の回復が行き渡るまでやらせてほしい」と訴える。消費税増税は社会保障制度の充実には必要だとし、「合わせて行政改革や議員定数の是正を実行したい」と理解を求める。

■矢崎

 落選してからの二年間「いろいろな人とひざを交えて話をする機会を設け、一緒に日本を変えていく仲間づくりをしてきた」。街頭演説も精力的にこなして選挙に備えてきたが今回の解散は予想外とし組織態勢の構築を急ぐ。懸案だった連合長野の推薦も決まった。

 安倍政権の二年間を検証する選挙だと位置付ける。アベノミクスは「大企業や富裕層のための経済対策。市民の生活は苦しくなっている」とし、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は「国民の上に強力な国家をつくろうとしている」と指摘。「政治を私たちの手に取り戻そう」と転換を訴える。

■上田

 「国民の願いに背き消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権行使容認など、暴走とも言うべき安倍政権に審判を下す選挙だ。国民の声が届く政治をつくる」と街頭で訴えを続ける。十一月に入り一日十カ所前後で訴え、既に選挙区内を一巡。公示までに二巡する。「(有権者の)感触はいい。政策には絶対の自信がある」とし、無党派層や若い世代への浸透を目指す。

 消費税10%増税は「キッパリ中止」を主張、大企業の内部留保を活用し、国民所得の増加で税収を増やすなどの政策を掲げる。原発ゼロ、集団的自衛権の閣議決定を撤回させ、憲法9条を生かした平和外交を訴える。

 (文中敬称略)