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長野ニュース

<各選挙区 構図と顔触れ> 3区

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 自民木内、民主寺島、維新井出の前職三人はいずれも前回六万票台を獲得しており、今回も接戦が予想される。共産は二〇一三年参院選に出馬した唐沢を擁立している。

■木内

 前回初当選した元県議で、出身地の佐久市周辺が地盤。当選後、党支部の空白地区に新たな支部や後援会組織を設立するなど自身の地盤以外での勢力拡大に努めている。

 「井出さんと羽田さんの流れがある3区に一代で三つどもえまで持ち込んだ。与党議員として選挙区で勝利する」と意気込む。勢力の弱かった上田地域で徐々に知名度が上がったと実感しており、「今回は街頭演説に力を入れたい」と露出を増やす戦略で挑む。

■寺島

 前回選で民主の新人としては全国の小選挙区で唯一の当選を果たした。次点の井出とは僅差の接戦で、「今回はさらに厳しい戦いになる」と気を引き締める。

 引退した羽田孜元首相の後継候補と強調。羽田元首相を支えた後援会「千曲会」の組織力を生かして、公示までの期間に企業や団体を回り、従来の支持層を固める。

 安倍政権の政治手法を批判し、「政権交代可能な二大政党制の実現」を掲げて、党勢復活を図る。

■井出

 前回は二千票差で次点だった。「選挙区で当選しないと党内で物が言えない。何としても勝つ」と意気込む。

 毎週末、地元へ戻り街頭演説を続けてきた。みんなから結い、維新へと党を渡り歩いたが「地元での活動を継続していることに自信はある」と話す。

 歳出削減議論の必要性や地方分権などを訴え、若さもアピール。フェイスブックなどのSNSを活用し、おじで元厚生相の正一氏の人脈も生かしながら支持を広げる作戦だ。

■唐沢

 昨年の参院選に続き二度目の国政挑戦。激戦の3区で得票増を目指す。出身の千曲市や人口が多い上田市を中心に街頭演説やミニ集会に力を入れ、浸透を図る。

 アベノミクスによる格差拡大の弊害を訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。

 県の臨時職員だった経験から、非正規雇用の若者の問題にも力を入れる。「若い世代は雇用の問題をひしひしと感じている。分かりやすい言葉で支持無し層に食い込みたい」と話す。(文中敬称略)