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長野ニュース

<各選挙区 構図と顔触れ> 1区

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 十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に向け、県内の立候補予定者は地元で本格的な活動に入った。二年間の安倍政権への評価が問われる選挙戦は、県内五つの小選挙区に与野党合わせて十八人が立候補する見込みだ。どんな構図となるのか、選挙区ごとに顔ぶれと情勢を紹介する。

◆4氏が立候補準備

 自民、民主、次世代、共産の四氏が立候補を準備しているが、顔ぶれは二年前とまったく同じ。前回は篠原が小松に一万票差をつけて勝利し、小松、宮沢が比例で復活しており、今回は前職三人と新人一人が激突する。

■小松

 二年前は公示一カ月前に立候補を表明。地元に縁がないままの選挙戦で、長野に地盤のある党参院議員二人の組織を借りて戦った。

 「短い期間だったが八万票近くをいただいた。今回も必死に戦う」と意気込む。ただ、この二年間で独自の組織はまだ十分できあがっておらず、今回も参院議員の組織力を借りる。「消費税を10%に上げる時まで、地方でも景気を回復させる責任と覚悟を訴える。われわれに任せてほしい」と話す。

■篠原

 前回選で民主への逆風を受けながらも小選挙区の議席を守った。今回は五期目を目指す。野党転落から二年を経ても民主に対する支持率は低迷したまま。「信頼は戻っておらず、党勢は回復していない」と厳しい現状を認識している。

 アベノミクスの是非に限らず、集団的自衛権行使容認や原発再稼働など「安倍政権の強権的手法全体を問う」と訴える。公民館でのミニ集会など、有権者との対話を重視して支持を固める戦略だ。

■宮沢

 前回、当時所属した維新への追い風を受け、地盤のない新人ながら四万七千票を獲得。今回は次世代に移って選挙に臨む。党名は浸透していないが「個人として信頼を得たい」と訴える。

 当選後は国会での仕事に追われ、ようやく地元で政治活動を本格化させた直後の解散だった。準備不足は否めないが、「個別の意見を聞き、国会での質問に生かしてきた」と自信を見せる。献金を受けない政治スタイルで支持を訴える。

■武田

 三回目の国政挑戦となる。十一月に入ってから長野市や出身地の中野市を中心に街頭演説やミニ集会を重ねている。党は昨年の参院選で県内の比例票を伸ばしており「街頭で声を掛けてくれる有権者がいる」と手応えを感じる。

 消費税の再増税反対、集団的自衛権行使への反対にも力を注ぐ。「三人の子を持つ父として、一人の青年も戦場に送らない気持ちで戦う。党への支援の輪を広げたい」と話す。

(文中敬称略)

(衆院選取材班)