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長野ニュース

事実上の選挙戦始まる

 衆議院が解散した二十一日、前職や元職、新人の各立候補予定者は早くも地元の選挙区で街頭に立ったり支援者を訪問したりして自身の政策を訴えた。十二月二日の公示に向け、事実上の選挙戦がスタートした。

 自民は前職五人全員の当選を目指す。4区前職の後藤茂之さん(58)は「地域経済は依然厳しく、まだアベノミクスの成長戦略が届いていない中での選挙。争点が見えないという声もあると思う」と気を引き締める。

 解散後に立ち寄った議員会館で「アベノミクスはまだ中途段階。賃金増や中小企業の納入単価引き上げにつながる成長戦略をしっかりやっていくと訴えたい」と話し、地元へと向かった。

 前回は二人の当選にとどまった民主も、全選挙区に擁立する候補を決めた。二十二日に正式な出馬表明を控える5区新人中嶋康介さん(37)は飯田市内に開いたばかりの事務所周辺や支援者を回った。「争点が見えづらい選挙。労働者の給与が下がり続けていることなどを自分の言葉で分かりやすく伝えたい」と力を込めた。

 松本市出身で伊那谷はなじみが薄い。地域の祭りにも顔を出して、認知度を高める。

 維新は前職二人が立候補予定。次世代も前職一人が出馬する。

 3区から立候補予定の維新前職井出庸生さん(37)は解散後に議員会館で会見。「大義のない選挙と言われているが、争点は山のようにある。与党が与えてくれたチャンスと思って全力で戦う」と意気込んだ。みんな所属で当選し、結い、維新と渡り歩いた。「政党への風向きは意識しない。個人の訴えが問われる。未来をつくるのは若い世代だと訴える」と話した。

 共産も全選挙区に候補を立てる。2区の新人清沢達也さん(40)は「安倍政権の暴走で国民の生活は苦しくなった。国民の声を聞かない政権を止める選挙だ」と意気込む。

 解散を受け、早速松本駅前でマイクを握り「消費税増税は延期でなくストップを」と訴えた。「演説中も若い人から苦しい労働環境を聞かされる。働く人が安心して働けるルールをつくりたい」と話した。

 (衆院選取材班)