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長野ニュース

短期準備に大わらわ 年末衆院選へ各地の選管

 安倍晋三首相が衆院解散を表明し、十二月二日に衆院選が公示される見通しとなったことを受け、県内各地の選管や立候補予定者の支援者も、慌ただしい年末選挙への対応に追われている。

◆町長選で作業は倍

 「もう覚悟は決めました。予想はしてませんでしたけどね」と話すのは、二十三日に町長選の投開票を控える信濃町選管の担当者。二十一日に町長選の開票所担当者を集めた会議を開く予定で、準備の真っただ中だ。

 町長選が終われば、休む間もなく衆院選の準備に突入する。「町長選と同じ作業なのでまだ良いが作業は倍になる。弱っちゃうよね」とあきらめ顔だ。

 県選管は、解散のうわさが出始めた先週から他部署の応援をもらい準備を進めている。三連休明けからは連日、立候補予定者への説明会や事前審査があり、担当者は「近年でないくらい準備期間が短い。とにかく日数がない」と嘆く。

◆事務公募、人脈頼み

 松本市選管は、事務アルバイトを公募する時間がないため人脈を頼って人集めをしている。開票所となる市総合体育館や、七十三カ所ある投票所の一部でイベントの予約が入っていたが、使用できるように調整した。市選管の高山秀一事務局長は「にわか解散だったが、場所や人員にめどが立ってきた。最後まで間違いのないように進めたい」と気を引き締めた。

 師走の選挙は年末に向けて何かと忙しい市民も駆り出される。

 南信地方の会社経営の七十代男性は「協力してくれる人たちを集められるだろうか」と気をもむ。男性はある陣営で活動する予定だが、会合への参加を呼び掛けたり、日程を調整したりする作業にどれだけの人が参加してくれるかは不透明という。「二年前の衆院選も同じ時期で大変だった。早くしっかりとした組織を組まないと」と焦りを募らせた。

 (衆院選取材班)