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三重ニュース

各陣営、最後の訴え きょう県内877カ所で投票

 衆院選は十四日に投票、即日開票される。三重1〜5区の十四候補者は十三日、選挙区内を駆け回り、最後の訴えに声を振り絞った。二〇一二年の前回選で政権復帰した自民が党勢拡大に弾みをつけるのか。民主が反転攻勢の足掛かりをつかむのか。他の野党が勝ち名乗りを上げるのか。有権者が審判を下す。

 県内の投票所は、前回選よりも二カ所少ない八百七十七カ所。四日市市、伊勢市など十二市町の投票所では午前七時〜午後八時に投票を受け付ける。その他の投票所は午後五〜七時に閉鎖される。

 開票は県南部の尾鷲市や鳥羽市などで午後八時にスタート。津市や四日市市などでは午後九時半から作業が始まる。県選管によると、小選挙区の開票終了は一部の市町で十五日未明にずれ込む場合があるという。

◆1区

 自民前職の川崎二郎さん(67)は伊賀市中心部などを練り歩き、有権者一人一人と握手。同市下柘植の党支部では「最後まで戦い抜く」と声を張り上げた。

 共産新人の橋本マサ子さん(68)は名張市や津市で終日、街頭演説。「女性として母親として、戦争する国にならないように全力を尽くします」と訴えた。

 維新新人の松田直久さん(60)も津市の二十カ所で街頭演説。「県都・津市の代表として働かせてほしい。政権の暴走にストップをかける」と呼び掛けた。

◆2区

 自民前職の島田佳和さん(44)は鈴鹿市の公園で開いた演説会で、「地域のインフラ整備には、アベノミクスによる財政出動の継続が必要」と訴えた。

 共産新人の中野武史さん(40)は近鉄白子駅前で、非正規雇用が増えたことを批判し「消費税増税は先送りせず、きっぱりと中止する」と呼び掛けた。

 民主前職の中川正春さん(64)は、鈴鹿市の小中学校三カ所で総決起集会に臨み「民主党が再び立ち上がるための選挙。どうか力を」と声を振り絞った。

◆3区 

 自民新人の嶋田幸司さん(40)は、応援に駆け付けた谷垣禎一党幹事長と桑名駅前で街頭演説。「なんとか議席を確保し、役に立ちたい」と支持を求めた。

 共産新人の釜井敏行さん(32)は近鉄四日市駅前などで「消費増税や、貧困と格差を広げたアベノミクスにノーの審判を下そう」と呼び掛けた。

 民主前職の岡田克也さん(61)の陣営では不在の本人に代わり、妻の多津子さん(57)が桑名市の商店街前などで「民主党にもう一度チャンスを」と訴えた。

◆4区 

 自民前職の田村憲久さん(50)は、津市久居本町の交差点で街頭演説し「経済再興のため、アベノミクスの継続にご理解いただきたい」と声を張り上げた。

 共産新人の松木豊年さん(62)は、松阪市久保町のショッピングセンターで「消費増税を中止しても社会保障は充実できる」と訴えに力を込めた。

◆5区 

 自民前職の三ツ矢憲生さん(64)は伊勢市内を遊説。公園などに集まった住民に「地域を元気にする政策を進める」と誓い、支持を呼び掛けた。

 共産新人の内藤弘一さん(50)も同市内を巡り、JR伊勢市駅前では「安倍暴走政治をストップさせ、国民が豊かになる経済を実現させる」と訴えた。

 民主元職の藤田大助さん(38)は市内の大型店や駅前など約三十カ所でマイクを握り「皆さんの家庭や地域を大切にした政治をする」と声を張り上げた。

(衆院選三重取材班)

◆有権者は149万1847人

 県選管は十四日の衆院選投開票日の当日有権者数をまとめた。海外在住者を含む総数は百四十九万一千八百四十七人で、二年前の前回選の時より六千五百六十一人少ない。

 選挙区別では前回と比べ2区が八百三十四人、3区が一千七百三十一人それぞれ増え、1区は二千五百五十五人、4区は一千五百十六人、5区は五千五十五人それぞれ減った。

 男女別では男性七十二万五人、女性七十七万一千八百四十二人。海外在住者は九百九十七人(男性四百八十人、女性五百十七人)だった。

(安藤孝憲)

◆選管委員長が談話

 十四日投開票の衆院選で、県選管は全ての有権者に積極的な投票を呼び掛ける宮崎慶一委員長名の談話を発表した。ネット選挙解禁から初の衆院選であり、これまで以上に多様な手段で情報入手が可能になったことに触れた上で、あらためて一票が持つ重みを認識するよう促した。