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三重ニュース

<候補者の横顔> 5区

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◆地方経済盛り上げたい 三ツ矢憲生さん(64)=自前

 政治活動の原点は「地域の役に立ちたい」との思い。地方の経済を盛り上げる重要さを訴え続けてきた。「南北の経済格差が県の課題」と、南部の高速道路延長事業にも力を注いだ。

 伊勢市出身で、国交省に二十八年半勤務。「特定の分野に限らず、国全体の方向性を決める仕事に関わりたい」と政界への転身を決意し、二〇〇三年の衆院選で初当選した。

 この二年間、党政調審議会の幹部として政策をまとめたり、外務副大臣として二十二カ国を訪ねたりと多忙な日々を送った。「自民政権に戻った直後の政策づくりは苦労も多かったが、さまざまな分野の政治課題に触れられて勉強になった」と振り返る。

 忙しい中でも移動時間や寝る前には、趣味の読書にふける。「歴史から政治を学ぶことも多い」と選ぶのはノンフィクション、小説ともに歴史に関する本が定番だ。

 政界に入る時に自ら考えた「おごらず、卑屈にならず、精進を重ねる」を今も座右の銘として心に刻む。「最初の選挙で皆さんに約束した姿勢が守れなくなった時は、引退すると決めている」。落ち着いた口調の中に、政治家としての信念をにじませた。 (川原田喜子)

身長 167センチ

愛読書 歴史小説、歴史書

好物 麺類

◆経営助言続け変われた 内藤弘一さん(50)=共新

 子どものころから、自分の意見を主張する性格ではなかった。物静かな青年は大学時代の三十年ほど前、核巡航ミサイルを積んだ米空母の横須賀入港を阻む現地のデモに参加し、「社会を良くしたい」と強く思った。政治活動の原点だ。

 四日市市生まれで、父は左官職人、母はパート勤めの家庭で育った。大学卒業後、住宅資材会社を経て県内の民主商工会に勤務。「弱者を救済する方法を考えたい」と資金繰りに苦しむ経営者に助言を続けるうち、「自分自身が意見を言える人間に変わった気がする」と振り返る。

 一九九八年に党職員となり、今年二月、南部地区委員長に就いた。ドライブが趣味で県南部は「海や山などの景色が楽しい」と愛着は深まるばかり。

 五十歳を前に、医師の勧めでダイエットに一念発起した。食事量を減らし、約一年半で二十キロも減量して現在は九〇キロ。無呼吸症候群から解放されて体調も良くなり、「最近は白いご飯がおいしくて」と笑顔を見せる。

 尊敬する人は、米アップル社の創業者、故スティーブ・ジョブズさん。工業系大学で特許を研究していたこともあり、「ないものを創った発想力はすごい」と目を輝かせる。 (中谷秀樹)

身長 177センチ

愛読書 党の本

好物 コメ

◆「人のための政治」胸に 藤田大助さん(38)=民元

 「ひたむきに汗を流して頑張っている国民を軽視した政治がなされている。国民のための政治を実現したい」。前回衆院選の落選後も、政治への熱は冷めなかった。

 「政治への志を確認するため」、二年間の浪人生活では地域づくりや労働の現場に飛び込み、生活者の声に耳を傾けた。木材の活用や農作物の栽培など、経験のなかった農林業の営みにも携わった経験から、「一円稼ぐにも大変。今の経済政策にはそういう感覚が少ないのでは」と疑問を呈する。

 祖父と父が元県議という政治家系で大学卒業後、父の秘書に。「疲弊する地域のために」と出馬した二〇〇九年は小選挙区で当選した相手候補に肉薄し、比例代表で初当選。民主政権に逆風となった前回は、「党利党略の政治からの脱却」を訴えたが涙をのんだ。

 自身の支えになっているのは、父から教わった「政治の無常観」。名のある人が落選しても、政治はその後も動いていく。だからこそ名を残すことにこだわらず、「人のための政治をしなさい」との言葉を胸に抱く。

 広い県南部地域を駆け回る健康維持のため、気心の知れた仲間とトレーニングマシンで日々汗を流す。 (中平雄大)

身長 170センチ

愛読書 時代小説

好物 リンゴ