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三重ニュース

<候補者の横顔>3区

(上から届け出順)

◆辛抱、しぶとい「家康型」 嶋田幸司さん(40)=自新

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 専門的な知識を得て仕事がしたい、といなべ市出身の父親と同じ弁護士の道に。東京の法律事務所に勤め、途中の二年間は金融庁で金融機関の監督業務にも携わった。

 激務の生活に「競争に追われ、効率性だけを求める社会が果たして幸せなのか」と息苦しさを感じ、桑名市へ。事務所を構えて二年半余りになる。「居住環境は最高。物事をじっくり考える時間ができた」と桑名での生活が気に入っている。

 いつかは政治家に、との思いは、弁護士になって数年後には頭にあった。きっかけは、日本が日本でなくなっていく漠然とした不安を感じたこと。それでも今回の出馬要請には悩み、周囲に相談。「このチャンスを逃すと次はいつになるか分からない」と決意した。

 小学校でサッカー、中学校で陸上、高校でバレーボールに打ち込んだ。今もジョギングやフットサルで体を動かす。一番の楽しみは「子どもと遊ぶこと」。四歳と五カ月の息子二人の父親で、同い年の妻も弁護士だ。

 尊敬する人物は徳川家康。「辛抱に辛抱を重ねて理想を実現していった姿」に引かれる。「自分もしぶといところはあるかな」。三英傑になぞらえ、「家康タイプ」と自己分析する。

 (渡辺聖子)

◆頼み事は断れない性分 釜井敏行さん(32)=共新

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 皇学館大で社会福祉を学んでいたころ、イラク日本人人質事件が起きた。年下の若者が被害に遭ったことに衝撃を受け、「平和を守るために行動しなくては」と二〇〇五年に共産党に入った。

 前回選に続く挑戦。集団的自衛権の行使を認めた閣議決定を受け、「日本が戦争へ進む流れにストップをかける」との思いを強める。尊敬する人物は南アフリカ共和国で初の黒人大統領となった故ネルソン・マンデラさん。迫害されながらも命をかけて自由と平等を勝ち取った姿勢を見習っている。

 過酷な環境で労働者を働かせる「ブラック企業」が社会問題化し、過労死や自殺者まで出る状況に心を痛める。ノルマの売れ残りを自費で買う「自爆営業」など友人のつらい体験も聞いた。「立派な仕事をしても、彼らは『どうせ自分は派遣』と負い目を感じている。体だけでなく心も傷ついている」と憤る。

 「頼み事を断れない」性格と自己分析し、誰にも気兼ねしない「一人カラオケ」が趣味という一面も。座右の銘はテレビで聴いた歌の一節という「人を生かして人生 人に生かされ人生」。少年時代に刺激を受けた言葉を今でも大切にしている。

 (河崎裕介)

◆震災機に考え方柔軟に 岡田克也さん(61)=民前

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 党代表や外務大臣、副総理などを務めてきたが、前回の衆院選の後は久々に要職から離れ、週末の度に地元へ戻った。

 「二百回以上の座談会を開き、四千人と膝を交えて意見交換した」。感じたのは「民主党にしっかりしてもらいたい、安倍政権の暴走を止めてもらいたいという強い期待」だったという。

 大手スーパー「イオン」の創業者の次男で通商産業省(現経済産業省)を経て三十六歳で初当選。信念を曲げない姿勢から「原理主義者」とも呼ばれるが、「考え方の幅が広がってきたと思う」と自己分析する。きっかけは東日本大震災の被災者との交流。「大変な環境で生きる人たちと接し、物事を柔軟に考えるのも大事だと思った」

 九月に党の代表代行に就いて国政選挙を担当するようになり、再び全国を飛び回る日々。今回の選挙期間中も事務所スタッフや妻に地元を託し、各地へ応援に入る。「多くの人に支えられて感謝の気持ちでいっぱい」

 スポーツジムに通ってウオーキングマシンで一時間ほど早歩きするのが気分転換のひととき。昨年、四日市市の自宅にもマシンを導入したが、「今は活用する機会が少ない」と笑う。

 (吉岡雅幸)