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三重ニュース

<候補者の横顔> 1区

 いよいよ始まった衆院選。自らの一票を投じるのに、政党の公約や候補者の主張、訴えは大きな判断材料となるが、候補者自身の人柄やプライベートな部分も気になるところだ。選挙ポスターや演説だけではうかがい知れない、候補者の素顔を紹介する。(届け出順)

◆政策通でも孫には弱い 川崎二郎さん(67)=自前

 松下電器産業に七年間勤務し、衆院議員を務めた祖父、父に続いて政治を志した。三十二歳で初当選。運輸相や厚生労働相などを歴任したほか国会対策委員長など党務でも汗をかいてきた。

 「まじめな、政治」をキャッチフレーズに掲げて久しく、関係者が口をそろえる政策通でもある。一方、二人の孫の話になると「チャイルドシートを二人分置ける、大きめの八人乗りの車を買ったんです」と相好を崩す。

 読書も好きだが、最近の趣味は「タブレット端末で映画を見ること」。近年人気を集めた連続テレビドラマもお気に入りだ。「確かに本の方が深いんだけど、だんだん現代青年になってきちゃって」とはにかむ。議員活動におけるペーパーレス化にも積極的だ。

 りゅうとしたスーツの着こなしが印象的。衆院の議院運営委員長時代には国会でのクールビズ導入を実現させた。今では夏のノーネクタイは当たり前だが「決めるまでは大変でした」と苦笑いする。

 人口減少問題が深刻化する中、東京一極集中に危機感を抱く。製造業や観光のさらなる振興、少子化対策などを通じて、「元気になりつつある三重県をこのまま前進させたい」と意欲を燃やす。

 (相馬敬)

身長  182センチ

愛読書 最近なし

好物  伊賀肉 伊賀酒

◆女性の労働像、自ら実践 橋本マサ子さん(68)=共新

 群馬県で生まれ、東京や大阪の企業で輸出業の営業マンの補助や翻訳文の入力に携わった。

 仕事熱心で妊娠中もギリギリまで働き、産休を取った初日に長男を出産した。大阪に住んでいた当時は保育所の数が少なく、バスや電車を乗り継いで長男を預けてから通勤し、夕方に義母に迎えに行ってもらう慌ただしい日々。当時から「女性が働き続けるには苦労が多い」と肌に感じていた。

 一九八七年に移り住んだ名張市には学童保育がなく、子育てと仕事の両立に苦労する母親たちの姿を見た。「女性が働きやすい社会が大切だと思って」政治家を志し、名張市議となった九〇年から学童保育の場所や指導員の確保に尽力。現在、市内の全小学校区に学童保育がある。

 今年八月に市議を引退した直後の国政への挑戦。「地方の要求を実現するには、国の法律や制度がハードルだった」と語る。

 趣味はクラシック音楽鑑賞で、青春時代はバレーボールや陸上競技に打ち込んだ。「昔は自分から発言しない、おとなしい子だった」と話すが、政治家としての支えは、「自分も実践しながら、女性が働きやすい状況を作ってきた」という自負だ。

 (滝田健司)

身長  152センチ

愛読書 尾木ママ 教育の本

好物  果物

◆浪花節、縁や和を大事に 松田直久さん(60)=維新

 街頭演説でマイクを握ると顔つきが一変する。「本当は聞き上手」を自認するが調子が上がると自然と舌が回るという。「まっちゃんは根っからの政治家だから」。周囲の評価は一致している。

 衆院議員秘書を経て県議、津市長をいずれも二期途中まで務めた。政治に携わり三十年。自他ともに認める選挙上手だったが二〇一一年、知事選で初めて苦杯をなめた。翌年の前回衆院選は次点で敗北。自分以上に悔しがる友人や家族を見て「奮い立たずにいられなかった」と、再挑戦の理由を明かす。

 この二年間、行きつけの立ち飲み屋でじっくりと市民の声に耳を傾けた。「景気は回復していない。生活はむしろ苦しくなっている」。大企業優遇に映る経済政策と行き過ぎた中央集権に異を唱え「地方の本当の声を届けたい」と意気込む。

 家では二匹の愛犬が相談相手。どんなに忙しくても散歩などの世話は欠かさない。還暦を迎えて最近、大型バイクでのツーリングに目覚めた。カントリー音楽を聴きながら、青山高原など県内外の景勝地に足を運ぶのが一番の楽しみだ。

 時代小説を愛読。「義理人情の浪花節が好き」と現実の人間関係でも縁や和を大切にする。

 (安藤孝憲)

身長  171センチ

愛読書 時代小説

好物  お好み焼き