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三重ニュース

冬空に第一声

 自民党が政権復帰を果たした総選挙から二年。安倍晋三首相の政治戦略といわれる突然の解散をへて、衆院選が二日に公示された。首相は自らの経済政策「アベノミクス」を最大の争点とするが、この国の行く手には安全保障や原発再稼働などの難題も待ち受ける。有権者は、安倍政権のこれまでの歩みをどう見極めるのか。中部地方でも候補者たちが師走の街へと走りだし、冬空に第一声を響かせた。

◆三重2区

 三重県内で唯一、自民と民主の前職同士が激突し、共産新人も絡む。

 一九九六年の初当選以来、六回連続で小選挙区の議席を守り、民主党政権時代は文部科学相などを務めた中川正春さんは、鈴鹿市内の公園で出陣式に臨み、「一時的に株価を上げても国民生活は豊かになっていない。われわれはだまされている」とアベノミクスを厳しく批判した。さらに「民主党がもう一度、新しい政治を始める決意を持った戦いだ」と反転攻勢を誓った。

 前回、比例復活した自民の島田佳和さんは「勝負色」の赤色のジャンパー、ネクタイ姿で同市内の事務所前で第一声。安倍政権下で地域の道路整備や河川整備が進んだことを強調し、「鈴鹿の課題を解決するには与党の議員が必要。ようやく変わり始めた状況を止めるのか」と二年間の実績を訴えた。

 共産新人の中野武史さんは、四日市市の近鉄四日市駅前で「安倍政権の暴走にストップをかける」と主張。衆参合わせて七回目の立候補。集団的自衛権の行使容認では、子を持つ親の立場に触れ「大切な人を戦争に行かせるような国にはしない」と熱く語った。