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三重ニュース

<選挙区展望>(下) 4区、5区

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◆4区 一騎打ちの公算大

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 民主は、二期の経験がある元職が来春の県議選の候補者選びをめぐり、地元の松阪市議と対立。4区の総支部長を辞任し、公認内定も取り消された。民主は新たな候補者の擁立を断念。県内で唯一、自民前職と共産新人による一騎打ちとなる公算が大きい。

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 自民は、七選を目指す前職の田村憲久が立候補する。今月一日に亡くなった伯父で元衆院議長の田村元から地盤を引き継ぎ、三十一歳で国政に初当選した。民主の森本哲生と激しい選挙戦を繰り広げ、二〇〇九年に小選挙区で初めて負けたが比例復活。一二年の前回選では森本から議席を奪還し、比例復活も許さなかった。第二次安倍政権では厚生労働相に就いた。

 共産は、党4区国政対策委員長で新人の松木豊年が立候補する。静岡県民主医療機関連合会の事務局長などを経て、昨年九月に多気町に移住。医療・介護問題に詳しい。民主が出馬しないことで非自民票の取り組みを図り、得票アップを目指す。

◆5区 自民阻止期す民・共

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 五選を目指す自民前職に、民主元職と共産新人が挑む構図だ。

 自民の三ツ矢憲生は、元官房長官の故藤波孝生の引退を受け、国土交通省の官僚の職を辞して二〇〇三年に初当選。前々回、前回の選挙でも比例重複を辞退して臨み、小選挙区での勝利を収めた。今回も比例重複を辞退すると表明している。第二次安倍内閣では外務副大臣に就いた。

 民主の藤田大助は、祖父と父が元県議という政治家の家系。父の秘書などを経て初の選挙に挑んだ〇九年には三ツ矢に肉薄し、比例復活を勝ち取った。民主に逆風が吹いた前回選では、三ツ矢に大差をつけられて敗れ、再起を期す。

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 共産は前回選で、〇五年以来となる候補者として立った党南部地区委員長の内藤弘一が今回も出馬する。 (文中敬称略)