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三重ニュース

県内5選挙区で15人が出馬準備 現職1人は比例転出

 二十一日の衆院解散を表明した安倍晋三首相。県内五つの小選挙区では、現職六人と新人八人、前職一人の計十五人が二日公示の衆院選で立候補の準備を進める。現職一人が比例単独の立候補に転出する。自民が三議席、民主が二議席を持つ小選挙区の構図が、どう変化するかが最大の焦点だ。

 政党別の立候補予定者は、二十日現在で自民五人、民主四人、維新の党一人、共産五人。

 自民党県連は二十日、1〜5区の公認候補予定者を発表した。現職は四人で、小選挙区を制した1区の川崎二郎氏、4区の田村憲久氏、5区の三ツ矢憲生氏に加え、比例復活した2区の島田佳和氏を擁立する。3区は新人の嶋田幸司氏が立候補を正式表明したため、現職の桜井宏氏は比例単独に回ることになった。

 県連会長の川崎氏は「前回はフォローの風が吹いていたのは事実。大変厳しい選挙になるが、胸を張って二年間の成果を有権者に訴えたい」と述べ、表情を引き締めた。

 「民主王国」と称された三重。しかし、二〇〇九年は民主が比例復活を含めて擁立候補全員が当選したが、一二年は一転、1、4、5区で落選。比例復活もかなわず、自民に比例復活を含めて五議席を譲る結果になった。

 今回は現職の2区中川正春氏、3区岡田克也氏に加え、5区で前職の藤田大助氏が立候補。空白区の1区は前参院議員の高橋千秋氏を擁立した。4区は前職の選挙区総支部長の辞任で候補者不在となったが、県連は公示ぎりぎりまで候補擁立を模索する構えだ。

 維新は、元津市長の松田直久氏が1区から出馬する意向を明らかにしている。

 共産は十九日、1区の橋本マサ子氏、2区の中野武史氏、3区の釜井敏行氏、4区の松木豊年氏、5区の内藤弘一氏をそれぞれ擁立すると発表した。

 社民党と、政治団体の幸福実現党は、県内の小選挙区で候補を擁立しない見通し。(相馬敬、添田隆典)