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三重ニュース

師走決戦、選管大忙し

 解散によって十二月二日公示、十四日投開票となった総選挙。投票日まで一カ月もない日程に、県内の選管は、投票用紙の印刷や開票所の確保に向けて、候補者に負けず劣らずの臨戦態勢に入っている。 

 「まったく余裕がない」と打ち明けるのは県選管書記長の西村高則市町行財政課長。都道府県選挙管理委員会連合会(東京)から十二日付で、総務省選挙部の情報として二日公示、十四日投開票の日程が「極めて有力である」と準備を急ぐよう促す通知が届いた。

 県選管が担当する作業は公示日に交付する「選挙の七つ道具」の手配をはじめ枚挙にいとまがないが、とりわけ準備に時間がかかるのが投票用紙の印刷だ。

 二〇一二年の前回選では小選挙区、比例代表合わせて三百十万枚を印刷した。「普通に刷っても一週間はかかる」(西村書記長)上に、印刷業者を決める手続きも必要。このため時間のかかる入札ではなく、過去の実績を踏まえて選んだ複数業者に見積もりを提出させる「見積もり合わせ」の採用に向け、調整を進めている。

 立候補予定者説明会で配布する届け出書類の準備や説明会の場所の確保も課題だ。県選管は二十六日の開催を軸に、会場として県勤労者福祉会館(津市)を仮押さえした。

 西村書記長は「他の仕事はキャンセルしました」と苦笑いしつつ、「適正な選挙事務の執行に向け、粛々と準備を進める。やるしかない」と表情を引き締めた。

 準備の慌ただしさは市町の選管も同じ。小選挙区が1区、4区の二つにまたがる津市では、二カ所の開票所を用意しなければならない。前回の衆院選で利用した施設は工事中のため使えず、担当者は「想定している施設はあるがすでに予約している団体に譲ってもらう交渉をしなければいけないかも」と頭を悩ませている。

(相馬敬)