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石川ニュース

主な候補者に聞く課題 質問(1)新幹線開業

 衆院選は十四日投開票まで残り一週間を切った。誰に投票すればいいか決めかねている有権者も多いとみられる。少しでも判断材料になればと、県内三小選挙区の主な候補者八人に国政や県政の重要課題について聞き、百字以内で答えてもらった。(選挙区ごとに届け出順、投票日基準の満年齢)

 北陸新幹線が来年3月14日に開業、マイナス面も指摘されます。心配されるマイナス面は何で、その対策をどう考えますか?

1区

亀田良典さん(66)=共産新人

全県へ波及効果を

 県域全体への持続的な経済波及効果が課題。交通まちづくり条例を制定し効果的な公共交通網を確立。ものづくり石川の歴史と文化を生かし、観光・商業・エネルギー分野などで需要を創出し地域経済の好循環につなげる

馳浩さん(53)=自民前職

財源確保取り組む

 大きな経済効果が期待され新幹線需要の取り込みが重要。一方、ストロー現象や並行在来線の問題、さらにはフル規格整備による大阪延伸・敦賀間の工期短縮など、今後の課題に対し財源の確保など支援策充実に取り組む

田中美絵子さん(38)=民主元職

交通弱者生まない

 在来線の本数が減少することや、小松空港の羽田空港行きの便が減少することがマイナス面として想定される。交通弱者が生じないように、本数や料金設定などに配慮しなくてはならないと考える

2区

佐々木紀さん(40)=自民前職

官民で魅力再発信

 購買客・人口の首都圏への流出が最も懸念される。併せて首都圏からの入り込み客を県内全域に行き渡らせるための措置も必要。そのためには官民一体となった都会にはない石川の魅力を再発信するアイデアが求められる

西村祐士さん(60)=共産新人

経済効果疑問残る

 経済効果に疑問。新幹線頼みでなく、ものづくり、歴史、文化、自然などを生かし地場産業や観光、商業などで需要を創出する。在来線の利便性の懸念。運行本数の確保や運賃値上げを抑えるなど、利便性を確保する

3区

渡辺裕子さん(29)=共産新人

住民の利便性確保

 経済効果の点では、東京が近くなる分、買い物に出て行く人が増えるはず。七尾線、のと鉄道が存続・維持できるのかどうか。交通政策として、経営優先でなく、地域に住む人の利便性・交通弱者の足確保を優先すべきだ

近藤和也さん(41)=民主元職

昇龍道生かしたい

 もっと広域的に連携して開業効果を引き出すべきだ。観光客に長く安く滞在してもらうため、例えば、能登と飛騨高山で連泊協定を結ぶ。「昇龍道」のつながりで、各地の観光資源を生かしたい

北村茂男さん(69)=自民前職

オール北陸で連携

 購買客の首都圏への流出や、通過型観光の増加とそれに伴う宿泊減少といった県内における観光消費の落ち込みなどを懸念。長く滞在してもらうために観光PRに力を入れ、オール石川県、オール北陸で連携していくこと